GOREとにゃんこの桃源郷

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Nunwhore Commando 666

2016-09-19 | CDレビュー
 ドイツ、エレクトロジャーマンゴアグラインドの2014年3rdくらいかな、
 バンドとアルバムタイトル同名「Nunwhore Commando 666」!!NWC666と書いたりする。
 今作はエレクトロ要素が控え目で、ストレートな表打ちリズムがメイン。ちなみにCD自体の音量レベルも控え目。サウンドは流石にほぼGUTだけあって、安定感抜群。ヘヴィであるにも係らず、聴き易さは一級品。

 ボーカルは基本的にGUTスタイル、吐き出し低音系と喚きの二種類。ギターはダウンチューンのミュート8分刻みが多く、よく歪ませている。このエッジばりばりの音作りに全世界のギターキッズが悶絶必至。どの曲もエレクトロ音こそ入るものの、全く出しゃばることなく楽曲に花を添えている程度。卓越したアレンジセンスが顕在。
 アルバム全体に一貫して暗い雰囲気があり、1曲2分程度ということもあり、飽きずに丸ごと聴けるのも好感触。

 全ジャーマンゴアグラインダーにおすすめ。バンド名と同じ題名を冠するだけあり、ゴアグラインダーじゃなくてもCDラックに常備しておきたい。備えあれば憂いなし、とも言いますし。

国:ドイツ
発売:2014年


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