GOREとにゃんこの桃源郷

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片腕マシンガール、ホステル

2013-06-06 | DVD(映画)
 片腕マシンガールはスプラッター映画と聞いていたが、予算の都合だろうか、さほどグロ描写は無い。基本的に痛快コメディタッチのため、血飛沫が出ようと、顔が分断されようと、凄惨さを欠いている。良く言えば、間口の広いポピュラーな作品。悪く言えば、平凡なB級映画といった雰囲気だ。スプラッター要素に関しては、ホットファズやニンジャアサシン程度の微々たるものである。明るい分余計に作り物っぽさが強調されていることが残念だ。

 ホステルは、今までに観た映画の中で、断トツ首位に躍り出るグロさだった。これからスプラッター的な、人体損壊映像が観たいと言われれば、この作品を推奨しようと思う。前半はひたすらエロ路線で、頻繁に乳が出て来る。中盤以降、主人公が拷問部屋に拘留された頃から、今度は一転、ひたすらゴアパートに突入する。さながらスラッジビートとブラストパートが交互に織り成されるような構成だ。ただ、音楽が少し残念であり、もっと恐怖を煽るような音楽が作れていれば、食欲も減退するほどの残酷描写に成り得ただろう。以下、ゴアシーンのネタバレ。
 チェーンソーで指2本切断、拷問官(ブルジョア)はドジっ子で誤って自分の足を切断。その隙に撃ち殺す。指を拾い、死体のふりをして脱出成功。到着したのは精肉場、というか拷問で殺した人間を、包丁でバラして捨てるための場所。積み重なった死体といい、黙々と作業する肉屋さんといい、なかなかのゴアっぷり。アジアン女を拷問途中で助けたはいいが、片方の目玉が飛び出て痛がるため、目玉を根元から切断し、膿が流れ出る。車で逃げる途中、人をガンガン撥き殺す、ストリートチルドレンはガムで買収され、追っ手を撲殺してくれる。電車のホームで先程のアジアンが、鏡面のような壁で自分の顔を見てしまい絶望し、線路に飛び込み自殺。血飛沫がホームの人たちに浴びせられる。一人になった主人公は、悪い奴に復讐する。自分がされたように指2本を切り落とし、水攻め、最後に喉元を掻っ切って終劇。細かいところでは他にもシルブプレ野郎が拷問される場面もあるし、途中から断続的に残酷描写が入れ込まれているため、部屋を暗くして、一人で観よう。
 続編のホステル2は、ゴアシーンだけYoutubeに上がっていたので、それだけ観た。陰茎チョン切られる場面は、男性としてやはり嫌悪感がある。しかも、犬に食わせるというオマケの屈辱付きだ。きっとドMには最高のご褒美に違いない。女の子に、男性器を鋏で切り取られて、犬の餌にされるのだ。ドMども大歓喜の様子が目に浮かぶ。

 Barbarityの4thアルバムに、女の足指を潰す場面がSEとして使われていると思う。確認はしてない。ちなみに、The Rigor Mortisの1stか2ndの最後の曲は、食人族がSEとして使われている。SEになっている映画を見付けると嬉しい。そうか、ホラー映画はこう楽しめばよかったのか。
 しつこいようだが、俺はホラー映画を殆ど観た事が無い為、今回のホステルは大変グロテスクだと思っているものの、実際氷山の一角どころか、マニア視点ではお子様向けレベルの可能性もある。結局、ネット上にはもっと陰惨なグロ動画は幾らでも転がっているわけだし、BDSMの極致ともなると玉袋を剝いたり陰茎を割いたりと過激だし、きちんと物語が構築されているような映画に、猟奇性を求めるのは難しいのかもしれない。グロなんてCDだけで充分でしょうよ。

 個人的には虫嫌いなので、Slitherのほうが気持ち悪さで勝る。蛭とか苦手な人はゾワゾワするのでは?あと、ラスボスのアナルにミサイルぶっ放して倒す映画は何だっけ。あれも、虫が多くて結構気持ち悪かったな。


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