GOREとにゃんこの桃源郷

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最後の聖戦(ジハード)

2007-07-17 | 日記
 卒業論文の提出を終えた。あの憎き魔の経典を倣う、有象無象の文字列を擁し、俺は卒論の提出に漕ぎ着けたのだ。「やった!やったぞ!!俺はヤった、やってやった!(By.グリーンマン)」
 あの瞬間は確かに俺の為に存在したのだ。寝起きの頭で働いたためか、窓口の女に間違った言葉を吐いた。「良いんでしょ?」と。意味が解らなかった。まず、敬語になっていないことが最悪だと一目瞭然であるが、それ以前に、実のところ質問をしたかったのだ。にも関わらずあの言葉が唐突に口から出た。一体何が良いのか、某にも理解し難いで御座るよ。
 何はともあれ、一応は完成を迎えたので、参考までにその一部を載せてみる。窓口で題名を記入する際、なんという題名だったか思い出せずに10分近く悩んでいたのは内緒だ。

・・・・・・この背景を考えると、今や流行の最先端にいるお笑い芸人でさえ無尽蔵にある情報の一つに過ぎないと言える。元来、人間は飽きやすい性質があり、真新しさを求めることに余念が無い。一つの情報が広く流通すると、その事柄に関して、これ以上情報を発信する必要性は無くなる。なぜなら、既に知られていることを改めて知らせることは新鮮とは言い難いからだ。さらに、新しいものを追い求める性質が、使い捨てのような人気の移動に拍車をかけている。供給が数限りなくもたらされるため、既に人気を博したお笑い芸人に対して、面白いという感覚が失われるより先に、新たな人気の対象を発掘する。そうなれば、今まで声援を浴びていたお笑い芸人は見向きもされなくなってしまう。昔、今よりも少ない情報量で着実に人気を得て、現在まで持続している諸芸人と違い、短い期間で急激に人気を得ると、人々の記憶に定着しにくく、尚且つお笑い芸人としての技術も洗練しきらない。そのため、彼らには人気を維持する実力が伴っていないのだ。大衆はあくまでも真新しさを楽しんでいるため、芸の質が向上することに無関心であり、ある日手に入れた高い地位は早くも他の人間に代わられてしまう。ならば、同じように爆発的な人気の獲得を果たしたお笑い芸人で、それを維持できているのは、その個性に取って代わる供給が出てこなかったものと考えられる。そうして一過性のお笑い芸人とは別に、人々に定着するだけの時間を得ることが出来たために、一時的な流行の一つという枠組みから逸脱したものと言える。
 こうした人気の中心を取り巻く環境においては、自分が着目される運と、少しでも長くその地位に居続けられる時機が欠かせないのだ。長期間、メディアの表舞台に立つことがなく燻っているほうが、一度上り詰めてから衰退するよりも遥かに上等な地位を築きやすい。事実、後者のお笑い芸人が再び返り咲くことは、長いお笑いブームの歴史から見ても滅多に無い。
 また、大衆が求めるものは刻一刻と変化し続け、新しいお笑い芸人を発掘するという視点が、お笑い自体から離れてしまうこともある。時代がそのような方向に移り変わってしまえば、供給だけが取り残され情報の中心を担うこともより難しくなる。逆に、時代がお笑い芸人へ向けられているのなら、周囲は過剰なほどに協力的である。冒頭で述べたCDのリリースなどは、このように興味の一抹さえも使い尽くす傾向を孕んだ言葉だ。このような形でCDを出した場合、まず間違い無く驚異的な売上を見せ、反響が反響を呼び流行する。そのお笑い芸人を擁する会社が、マーケティングを心得ているためにこうしたお笑い以外の分野にまで及んでアピールを繰り広げるのだ。しかし、これもその実は曲者と言って良い。往々にしてこういった趣向のビジネスには情が無いため、人気の下降が見えた際には、いとも簡単に切り捨ててしまう。当然、再び人気の出る兆しが見えれば、絶大な力を用いて頂点へと引きずりあげることに尽力するのだが、失った人気を取り戻すのは稀だ。なので、この一連の流れが使い捨て社会という形に見えるのだろう。確かに使い捨てとも言えるが、利用価値さえあれば再利用されることも忘れてはならない。飽きられてしまう結果に対しては、誰も悪意を持っていたわけではないのだ。
 では、世間に飽きられることなく、絶大な人気を維持するために必要な要素とは何だろうか。人気の獲得とは、前述の通り運と時機によるものが最も大きいと言える。この二つの要因を同時に得ることが出来て初めて人気を得る可能性が芽生える。一部で実力派とされる多くのお笑い芸人が、いまだ世に出ることが叶わないのはこのためだ。運と時機を味方につけた時、多くの人間が見守る場、つまり視聴率尾の高いテレビ番組等で笑いを提供する機会に恵まれる。ここで、大衆の要求に沿った笑いを演じることが出来た場合、そのお笑い芸人は大きな注目を浴び、有名人や芸能人とも呼ばれるようになるのだ。これが一つの成功までの段階だ。流行の波に乗るためには、近年ならこのような道のりが最もオーソドックスであり、以前は当たり前だった、徐々に出演する場の集客数を伸ばしていくような積上げ式の進行は不可欠とは言えなくなった。吉本興業のお笑い養成所を卒業してから、およそ1年間という短い芸歴で流行を築いたオリエンタルラジオというコンビが良い例だ。彼らには需要に則したネタがあったことが勝因なのだが、人気を得るに至ったきっかけは、やはりテレビ番組だった。そこで、所属事務所の一押し芸人として紹介されたのを皮切りに、僅か一年足らずの間に冠番組や司会業を営むほどの成功を収めた。運と時機に恵まれたならば、それまでの軌跡とは無関係に確固たる人気を得る機会を手にするということが、彼らのような若手お笑い芸人によって証明されている。・・・・・・


 一体、どのような論旨が繰り広げられていたのか、はたまた、その構成はどのようなものだったのか、等については一切秘密だ。また、相変わらずWordファイル(.doc)が開けないので、メモ帳を参照する他ない。
 さて、卒論についての記述はこの辺で終わりにしよう。つい先日、田舎へ行ってきた時の話を書こう。埼玉の奥までドライブに行き、大きな小学校(田舎の学校は校庭の広さがヤヴァイ)の鉄棒やらのぼり棒やらで遊んだ。久し振りにそういった遊具を使用したため、ひどく懐かしい郷愁が蘇ったのは言うまでも無いだろう。日頃、一切の運動を拒絶する俺は、翌日から丸3日間、ひどい筋肉痛に悩まされた。のぼり棒で足を使わずに登ったことと、鉄棒で色々な懸垂の方法を試してみたせいだろう。上半身だけ痛くなってしまったのだ。また、田舎には寺や道祖神が在った。寺の名は忘れたが、縁の下を覗き込んでもつづらが見つからなかったことは鮮明に記憶している。桃太郎伝説ならば、犬が縁の下に入るとつづらを見つけることが可能だ。つまり、俺が訪れた寺は桃太郎伝説とは別のアウターゾーンだったに違いないのだ。
 と、このような世迷言はさておき、近況報告でもするとしよう。近頃は雨続きでどうにも湿気が取れない。湿気が多いとCDやDVDが水浸しになるのではと日々心配を募らせている。だが、除湿機にも限界があるため、やはり湿気を完全に防ぐのは不可能だ。ものの数時間で、いつのまにか満水ランプが点灯する。先日は湿度80%という、とても高い不快指数を記録していた。こんな毎日では洗濯物も溜まる一方だ。
 こうした不快な報告だけと思われてしまっただろうか。実際は良い報告もあるのだ。俺は遂に、フェーダ・リメイクをクリアした。当然、購入当時にも2度ほどクリアしている。セガサターンのパワーメモリーには、当時のセーブデータが未だに残っている。今回はフェダーインで最終戦に勝利し、ルーシアエンディングを見た。それから称号を1ランクずつカオスに近づけ、ヴァルキュリア、グリフィス、ブレイドイーグル、バイパー、ファントムのエンディングも見た。コバルト崩壊のムービーが開始してから、およそ9分後に称号別エンディングが流れる。とりあえずエンディグはトムが出過ぎていると思ってしまう。
 本当はカオスルート、フェーダの称号で言うならジェノサイドが好きなのだが、フェダーインを維持し続けることのほうがゲーム的な要素が色濃い。カオスの最高峰ジェノサイドと、ロウの最高峰フェダーインを比べて、一番の違いは何か。それは仲間キャラである。フェーダの登場人物はガチムチが多く、非常に男臭い。ロウ、カオス共にムッチムチしているが、カオス側は比較的女性キャラが多く、しかもボンテージ系衣裳を身に纏ったキャラクターまでが在籍するのだ。といっても、まるでSMの世界かのようなルックスだ。だが、フェーダでは人間キャラが非常に少なく、ほとんどの仲間が半獣人だったり機械だったり、半分虫だったりする。なので、ガチムチしていようがムッチムチしていようが、特にエロゲー要素は皆無だ。何故なら、女性キャラも男性キャラも、統一感溢れる強面なのである。特にSFC版でヒロイン扱いだったロイスは、まさに鬼面と呼ぶに相応しい顔面を備えている。こうした逞しさは、超兄貴などのゲームに繋がるかもしれない。しかし、どのキャラクターも格好良いので、とても素敵なゲームだと俺は思っている。このグラフィックを描いた人は、シャイニングフォースのキャラクターデザインをしていた人なのだ。そのため、シャイニングフォース大好きを自負している俺は、そこからの派生ですんなりとフェーダに没頭できたというわけだ。

 とまぁ、以上が近況報告である。

 さて、つい先日、新潟・長野を中心に強い地震が発生した。俺がこの情報を得た時は、まだ死者が3人、怪我人が450人ほどの段階だった。とにかく、新潟に関しては少し前に大型の地震が起きて間もないため、非常に驚愕すると同時に、(このような事を書くのは躊躇いもあるのだが)絶対新潟には住みたくないとも思った。たしか前回は台風でぬかるんだところへ地震が発生し、踏んだり蹴ったりの事態に陥ったはずだ。ニュースを見ていると、震度が6弱~6強までの地域があると言い、震度6強の地域には、長岡市という名も出ていた。長岡と言えば、大学に在学中、関東で一人暮しをしていた友人の実家がある場所だ。その友人は、卒業と同時に新潟に帰ったので、無事か否かメールで訊ねてみた。すると、CDケースや壁にヒビが入ったが、崩壊や怪我は免れたというので安心した。また、ニュースでは新潟を中心に報道していたため、俺は長野での震度が把握できていないのだが、やはり大きな地震に襲われたとテロップに出ていた。長野の友人にもメールで無事か聞いてみると、怖かったが特に何ともないという。2週間ほど前、長野の友人に対し、事故に遭ってしまえなどと言っていたため、思念が形になって現れたような感覚があり、速報を見た瞬間は本当に驚いた。まだまだ怪我人や死者は増えているようで、自然災害の恐ろしさに圧倒され、ただただ呆然とするばかりである。
 このようなニュースに敏感な理由の1つに、近い将来、他人事では済まされないだろうという恐怖心を持っていることがあげられる。詳しいことは知らないが、地震はプレートに蓄積した反発力が発散されて起きるようだ。とにかく、プレートに大きく関係していることは正しいと思う。このプレートが重なり合っている地域こそ、地震が起きた際に震源地として高い震度を記録するのだ。静岡県では、このプレートが3枚も重なり合っているという。最も恐ろしいのは、静岡でほとんど地震が起きていないという事実だ。ということは、3枚のプレートは長い間反発力を蓄積し続けていることになるため、何かの拍子で壊滅的な地震が発生しかねない。そうなれば、震源地が静岡だったとしても、東京・埼玉だとて甚大な被害をこうむることが容易に推測される。更に恐ろしいことには、その強烈な地震により富士山の噴火が誘発されるのではといった危険性もあるのだ。そうなれば関東圏内は全滅、果てはその外部にまで強い影響を与えるだろうと、今は邪推の域を出ないが、災害の報道を見ると現実味を帯びてくるのである。
 日本国内では地震が起こって然るべきなのだが、国外では地震が存在しない国もある。スウェーデンはその内の1つだ。なので、スウェーデンの若者は地震に対して非常に強い恐怖を抱いている。「アースクエイク」と称し、絶対的な恐怖の対象の1つとされる。おそらく、FF(ファイナルファンタジー)等のゲームにおいて、強力な攻撃方法にアースクエイクという名が存在していることも影響しているのだろう。こうした系統のゲームでは、火や水の攻撃に比べ、アースクエイク(地震)はより強力なものとして表現されていることが多い。地震を知らない若者は、地震が怖いという思いをこういった媒体で知る他無いため、とても異常なことと認識しているのだろう。一方、日本に住んでいる若者ならば、震度の小さい揺れを幾度となく体感しているため、ちょっとした地震には動じないことが多い。不安を感じるのは、震度3以上の時がほとんどだろう。これは慣れであり、感覚が麻痺しているということに他ならない。地震による被害のニュースが増え、多くの日本人が恐怖心を煽られているが、地震は恐ろしいものだという認識は必要だと思う。普段の慣れや、感覚の麻痺は、こうした情報を受けて早々に払拭されるべきなのだ。いつ何時自分に降り掛かるかも解らない災害に、常に備えておくといった姿勢が大事なのであって、それを確固たる意思のもとに実践するためには、恐怖や不安という感情がとても効果的なのだ。地震を絶対的な恐怖の対象として捉えているスウェーデンの若者たちを見て、「ただの怖がり」だと思うか「確かに怖いものだ」と再認識するかで私たち日本人の将来は大きく変わってくる。これは、国家単位でも窺い知ることが可能だが、それは「私」や「貴方」のような一個人の意識を見ているのだということを忘れてはならない。つまり、地震を侮ってはいけない、ということだ。

 地震が起きる度に、まぁ大丈夫だろう、と思って憚らない俺が力説しても、何の説得力も持たないように思えて嫌だ。っていうか災害が嫌だ。4大災害として知られる地震、雷、火事は最悪だが、オヤジに関しては特に恐怖を抱いていない。本当は洪水の危険に関しても警鐘を鳴らすべきなのかもしれないが、埼玉の南側で洪水は無いだろう。そんなに逐一怯えていたら、災害の前に心臓がもたないっての。


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3 コメント

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さすがだ!! (tak)
2007-07-17 23:56:01
話の収拾がつかない具合が(*´艸`) プッ



というかフェーダの話はもういいよ。

全く興味無いからコメントのしようがないよ。



災害は怖いはずだが、やはり、俺も麻痺っていうか鈍くなってるというか…

気を引き締めないと駄目だね。



で、



良いんでしょ?(爆)



ちなみに俺の近況を…

左顎骨の辺りに1粒、巨大おできができました(痛)



という事で、

この阿保文章の後始末(?)を4649。



ん~、いつにもましてイマイチだ。俺。
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>>tak (GCC)
2007-07-18 01:17:12
次からはシャイニングフォースにするよ。

暑く晴れた日にはプールに行こうよ。
災害は、まぁ、あんまり興味無いよ。いつ死んでも悔いは無いからなぁ。

後始末か、そんなもん、砂で埋めちまえばいい。
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ヤだよ (tak)
2007-07-20 12:19:03
普段から日に焼かれ、焼き豚一歩手前なのにプールなんて…

暑い日はクーラーの利いた部屋に引きこもるに限るよ!
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