「このお水ならふっくら美味しいご飯が炊ける。素材の旨味を引き出します。」
ご飯を茶碗によそってまじまじと、横から米粒を観察した。
全部米粒が立てに立っているんじゃないか。そんな期待が先行するが
色も艶もいつも通り。
味が違うんだ。きっと味が違うんだ。
頼むぞ・・・。
うーん、
同じだよ。昨日と同じご飯だよ。
ジャンジャン。
水の量が違えば大違いだが、水の中身が少し変ったからと
米の味に差が出る程のものじゃないよ。
期待をさせてしまったか。
でも、これが本当です。
少なくとも私の感性は「同じ」の答えしか出せなかった。
「すごい水」を知りたかった方、すみません。
でも、考えてみれば、
水の成分の何ミリグラムでお米の味の差がでる位なら
美味い米を作ろうとしているお百姓の、一年間の苦労はどう評価されるのだ。
と思えて来た。
水道水だって大丈夫だ。
皆の想いをお米はしっかり伝えてくれるよ。