坂の上のピアノ教室

おうちの方にレッスン室の様子、日頃思っている事をお知らせするためのblogです。

親切すぎる不親切

2012-03-06 | 伝えたいこと
今日は、ピアノの話では、ありません。


うちの台所は、全然おしゃれでも近代的でもないのですが、
ガステーブル式のコンロがだいぶ古くなって、
点火や使用中に不具合があるので、新しいガステーブルに
買い換えました。


今までのものは自動消火装置が片方だけだったのですが、
今売られているものは、どの口にも全部自動消火装置が
ついています。


消し忘れ、吹きこぼれによるたち消えなどがないように
なっているわけ。

揚げ物の加熱や、お年寄りなどの消し忘れ(わたしも・・良く)などには、
安心です。

が、ちょっと加熱しすぎただけで、ピーっと、消えてしまいます。
高熱調理用の加減できるボタンも付いてますけど、
熱しすぎると3分ごとに「ピー、ピー」言います。

魚焼きグリルなども、
「もうちょっと焼き色がついてから」なんて思っていると、
しらないうちに、火が消えてました。

昔ながらの焼き網を乗せて、魚を焼いたり、ナスを焼いたりするのが
好きだった母ですが、それも出来ません。


最近は、100円ライターも、チャッカマンも、簡単に火が付けられないように
すごく固くなってしまいました。

新しく買ったチャッカマンを使う機会がありましたけど、
固くて使うのが大変です。
お年寄りの握力では無理です。

子供の火遊びで悲しい犠牲者を出さないためなのでしょうが。。。
なんだか意味が違う気がします。



さて、
次は、ピアノの楽譜の話ですけれど


楽譜屋さんにいくと、小さな子供向けの楽譜、教本=ピアノの教科書、たくさんたくさん
出ています。

最近は、大判でオールカラーを売り物にしているものもたくさんあります。

すごく可愛い。
夢がいっぱい。
イラストもいっぱい。

子供たち大好きです。

でもね・・・・っとちょっと考えてしまいます。

こんなにカラフルにする必要ってあるのかな?

時々、イラストが書いてあると、そのページが嬉しかったり、
時々、カラーだと、そのページの曲を弾くことにステイタス、喜びを
感じたり、

そんなの時代遅れ?なのでしょうか?


うんと小さい時からピアノを習いに来ている人を教えていると、

ある時期に、「楽しい、可愛い、きれいばっかりのレッスン」から、
「ちょっとつらい、辛抱、無色=曲の色合いは自分で考えるレッスン」へ切り替えが
難しい時があります。

これは、いろいろな意味でね。教材面というだけでは勿論なくて、
気持ちの面でも。

うちの教室でも、今、ブルグミュラーをやっているほとんどの小学生の楽譜は
オールカラーではありませんが、イラスト付きの少し大きな音符のもの。

昔ながらの絵なんかない楽譜を使っている子は少数、ほとんどいません。

色がたくさんだったり、イラストに素敵なインパクトがある事で、
かえって子供の想像する力をさまたげていない?

なんて、思うことあります。

そのうち、「ソナチネアルバム」にもイラストが付いちゃったり・・・
それはないですよね。やめてよね。
(でも、今は、子供に人気のない第2楽章を載せていないソナチネアルバムありますよね。
うーむ・・・です)


結局、ちゃんとピアノの話になりました!