坂の上のピアノ教室

おうちの方にレッスン室の様子、日頃思っている事をお知らせするためのblogです。

幻想即興曲におもうこと

2013-06-02 | ピアノの話
昨日は、地元の小学校の運動会でした。

私も、マゴがこの4月に一年生に入学したので、
久しぶりに小学校の運動会を見に行って楽しんできました。

うちは、小学校に近いので、昔は、運動会が近づくと、(風向きにもよりますけど)
先生の指導する声から、ダンスの音楽まで、よーく聞こえてきたものです。

最近は、近隣に配慮して、そういう音量は極力控えているのでしょうね。
ベランダで洗濯物を干しているような時でも、よほど注意していないと
校庭の歓声や音楽は聞こえてきません。


そういえば、もう15年くらいも前ですが、

小学校の登校時、中休み、下校時などに、音楽がかかっていたことがあります。
(最近は、これもなくなりましたね)

このころ、とても音楽好きな男の先生がいらして(ピアノの生徒の話によると)
その先生の好みの音楽がかかっていたようでした。

ピアノの生徒が、レッスンに来ると

「先生から、チャップリンのライムライトの音楽を聴かせてもらった」というような
話も聞いたこともあります。
とても人気のある良い先生だったようです。

が、朝、私がベランダで洗濯物を干していると聞こえてくる登校時のBGMは
ショパンの幻想即興曲でした。

もちろん、ショパンも、幻想即興曲も大好きな曲です。

でも、朝の登校時に、ちょっと冷たい風で、後ろから追われるような焦燥感のあるメロディが
聞こえてくると、なんだか、すごく違和感をおぼえました。

小学生が、朝、学校にやってくる時に迎える音楽じゃないな。。。

なかには、あまり学校に気が向かなくて、ちょっと重い気分で登校する子も
いるだろうし、そういう子があのメロディで迎えられるのって、どうなのかな~
なんて、いつも思っていました。

まあ、こんな風に感じる人のほうが少ないのかもしれませんけれどね。


いずれにしても、

校庭から聞こえる子供たちの歓声

夕方、よそのうちから聞こえるお風呂場ではしゃぐ子供の声

こういうのって、とても好きな音でした。
でも、最近、聞かないね。