聖なる書物を読んで

現役JW29年目

テサロニケ②

2019-07-22 | 聖書
疑似パウロ書簡。

パウロの文章っぽくするためにテサロニケ①を利用して書かれた。(1章,2:13~15,3:1~5)

①でパウロが書いたこと、終わりは間近で我々が生きている内に来る、というのは間違いだよ、だから宗教活動にうつつをぬかしていないで真っ当に働けよ、と言いたくて書かれた。(2:1~12,3:6~13)

①の方が偽物だ(2:2)とまで書いている。

他の疑似パウロ書簡(コロ、エフェ、テモ①②、テト)が、パウロの大好きな身分的主従関係を継承しているのに対して、この著者はそれらとは異なり、「働こうとしない者は食うべからず」(3:10)という有名な言葉にあるような日々の生活倫理を書いている。

以上、田川建三氏の「新約聖書 訳と註」疑似パウロ書簡、を参照させていただきました。


パウロは自分が生きている内に終わりが来ると思っていたし、そう信者たちにも語っていただろうから、パウロが亡くなってもしばらくは、終わりが近いと浮足立つ者が多かったんだろうな。

そういう信者はきっと、まともに働きもせず宗教活動に没頭していたんだろうな。この組織が推奨しているような生き方、をね・・・。

この書は、そういった生き方に対する警告だったんだね。


・・・聖書って深いなぁ・・・w。


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