6年前の記事にイイネを頂いた。
自分で読み返してみたら懐かしさがまた蘇ってきた。
記事は6年前だが,中身は54年前の事。
高卒の春、18歳!若い!昭和の風景!(^^;
というわけで、再録。(^^;
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今やBBQと言えばアウトドアの定番のように言われるが
むかしは、それが飯盒炊爨だった。
漢字では難しく書くのだね、ハンゴウスイサン。(^^;
大体何処の家にも飯盒があって、それでご飯を炊く。
薪の直火が基本。炊き上がったら飯盒を逆さにしてしばらく置く。
おかずは、カレーが定番。(^^;
小学生の頃からこれをやっていたので飯炊きは上手になった。(笑)
以下、以前書いたような気もするのだが、加筆修正ということで、、。(^^;
高校を卒業した春休みに、友と二人でこの飯盒をもって自転車で淡路島一周を計画した。
4泊5日。内三泊はユースホステルを予約。一泊は野宿を予定。昼は飯盒で自炊。
コンビニなんてなかったので、メシは自分で作るのが当たり前の気分だった。(^^;
自転車には炊事道具の他釣り道具一式をくくりつけて。(^^;
交通渋滞をさけて早朝5時出発。
ひどく向かい風の強い日で、甲子園にたどり着くまで二時間。
そのあと、一回目のパンクやらなんやらで明石にまでまた二時間以上。
やっとフェリー乗り場に到着。ここで初めて自転車で海を渡る。(^^;
岩屋に着いて、感動の初めての海外に足を下ろす。
なんてったって関西人には淡路島は海外なのだ。(笑)
が、ここからが地獄だった。
海岸線は平らとの予想に反してアップダウンの連続。
自転車は変速なしのママチャリ。
友の自転車は三段変速。遅れを取る。しんどい。(^^;
なんとか100キロを走破して夕方五時に洲本到着。
一日目の宿はお寺のユースだった。一泊1500円也。(^^;
二泊目は福良の公営ユース。
ここでペアレントの厳しい毛布たたみチェックを受ける。
うるさいオッサンだった。(^^;
三泊目が丸山の海岸洞窟での野宿。
ここでの釣りが一番釣れた。他は皆目ダメ。(^^;
釣ったメバルを焼いて飯盒飯を喰らう。
余りのご飯はメバルと一緒に握り飯にした。
新聞を重ね着して寝ていたら寒くて目覚める。
ふと見ると、野ねずみが大事な握り飯を囓ってやがる。とほほ。
次の日は雨の中を郡家に。
最後のユースは元旅館だったようで、メシが頗る旨かった。
ここで出されたボラの付け焼きは、今でも記憶に残る旨さ。(^^;
前夜の寝不足からすぐに爆睡。
最終日は再びフェリーに乗って明石へ。
帰り道は例によって早かった。
甲子園からあっと言う間に戻ってきたような、、気がする。
我が人生で初めての海外旅行は、しんどくて寒い淡路島一周だったが
一番記憶に残る旅行でもあった。
この時、同行した友人は小学から高校まで一緒だった親友。
その彼が亡くなって13年以上になる。
あの時の話しを一緒に出来る相手が居なくなった。
連れ合いを亡くすと言うことはこう言うことかな、とも思う。
こんな格好で高校三年間通学に使った自転車に乗っていった。
海辺で枯木を拾ってきて飯盒炊爨。(^^;
洞窟での寝姿。寒かった。(^^;