暇なときはグーグルマップで世界旅行を楽しむことがある。
エジプトへ出かけて空からピラミッドを探したり、アメリカのハイウエイを走って
ストリートビューで景色を楽しんだり。(^^;
居ながらにして世界中何処へでも行けるのは素晴らしい。
ただ残念なのは、高精度の航空写真は地域が限られることと
いつまで経っても、季節が変わっても景色が変わらないこと。(笑)
で、たまたま昨日、昔住んでいた東京のアパートを空から探していた。
景色はかなり変わっていたが、部分的にかつての面影を残すところもあった。
自分のアパートは駐車場になっていた。
で、ふとその頃、偶然渓流釣り場で知り合ったあるデザイナーのことを思い出した。
その人を初めて釣り場で見たとき、地下足袋に菅笠という如何にも玄人風
出で立ちもさることながら、手にしている渓流竿の見事さに目を奪われた。
もう30年も前の話ではあるが、当時既に釣り竿の主流はグラスからカーボンに
移っていた。一瞬、その竿もカーボンの新しい製品かと思った。
が、尋ねてみると、それは銀座東作の竹竿だった。
そして、その人の竿さばきも竿に劣らず見事だった。
私は、状況によって人見知りする場合と、平気で他人に話しかける場合とがある。
釣り場では、なぜか全く人見知りしない。同行の志と思うからだろうか。
その時も全く抵抗無く見ず知らずの人に話しかけたのだった。
その日、半日をその人と共に釣行し、なぜ釣れないか、仕掛けから流し方、
釣りに対する心構えまでみっちり教えを請うた。
言われることは全てなるほどと思えることだった。
以後、お宅にまでお邪魔するようになり、何度も食事をよばれたりもした。
兄のようでもあり、釣りの師匠で在ったその人と何年お付き合いさせて貰っただろうか。
しかし、私が東京を離れてからは、行き来もなくなった。
その人の名前を忘れるはずもなく、昨夜、名前で検索してみた。
ネットは凄い。
その人の活動も、その人のことを書かれたブログもネットにはあったのだ。
もともと著名な仕事を手がけておられたから、検索すればすぐ分かるとは思っていたが、
顔写真もあったのには驚いた。
30年経っても少しもお顔に変わりはなく、少し頭に白いものが増えられたかな
という感じ。(^^;
懐かしいやら、あれ以後の活躍振りに感動するやら、、。
ネットの凄さを再確認するのだった。
さて、本日の一枚は「相棒」。(^^;
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