イマイチ甘くないと不満のシャインマスカットではありますが、
流石にもう収穫の時期だろう。
中には糖度が19度以上のもあり、まぁこの辺が納得のしどころかと。(笑)
まぁ、だれも庭でシャインマスカットを育てようなんて思わないだろうが、
一応の助言を!(^^;
苗はホームセンターで手に入るが、植え時は秋か春の三月頃。
土は余り拘らなくてもいいが、排水はいいほうが良し。
植えてから最低2年、出来れば3年は実を成らさずに花を落とす。木の生長を促すため。
大事なのは仕立て方と剪定。
これは本を見るなりYoutubeを見るなりで勉強する。(^^;
完全放任でまともな実を成らせることは難しい。
何もしなければ種有り、ジベレリン処理すれば種なしに。
ただ、シャインマスカットはジベ処理だけだと種が入る率が高いと言われる。
それを裂けるためアグレプトを散布することが多いようだ。
こういう薬剤はすべてAmazonで入手可能。
施肥は秋か冬が基本。夏の成長旺盛なときに施肥することはあまりしない。
実が肥大する時期には肥料が切れている方が美味しくなるから。
春になって新芽が伸び出した頃から、芽欠き。
葉が重なって日光に当たらない部分があるようだと繁りすぎ。
それを裂けるため必要以上の新梢を伸ばさない。そのための芽欠き。
3年目以降、蕾が着きだしたら一つの新梢に一個にする。つまり蕾を落とす。(^^;
満開前に花穂整形。海ぶどうのように一杯着く花を上から除去し、最後の小指2関節ほどを残す。これをしないと小さいな実が一杯着いて味も落ちる。売らなくても商品価値ゼロとなる。(^^;
満開二日後にジベレリン処理。(花穂を液に漬けるだけ)
アグレプト散布はその前に終わらせる。
満開二週間後に二度目のジベレリン処理。房先の葉を6枚ほどにして先を止める(切る)。
その頃に摘粒。入り込んだ実や着きすぎた実を落とす。一房35粒くらいがいいとされてるようだが、市販の立派な実はもっと多いよね。(^^;
もし防除をするならこの頃に、殺虫剤と殺菌剤を!
丁度梅雨の時期になるので雨が当たると病気になりやすい。
雨除けが付けられないなら、ビニール傘(人間用じゃなくぶどう用のもの(^^;)を掛ける。同時に袋掛けも。
基本的に乾燥地作物なので雨は避けたいのだ。
だからぶどう産地ではビニールで畑を覆うことが多い。
芯止めされているが、6月頃までどんどん副梢が出てくるので掻き取る。
栄養を実に行き渡らせるため。
この作業は実が堅くなってきたら止める。
縮果症を避けるため。
真夏になって実が柔らかくなってきたら(水が回り出したという)
今まで放置していた副梢を掻き取る。芯止めも再度行う。
そして上手く行っていれば9月になるといよいよ収穫時期。(^^;
収穫後はお礼肥として窒素を適量施肥。
冬に成ってまた剪定と施肥。
これで毎年美味しいぶどうが食べられる、はず。(^^;