とりあえず、作業療法を中心に書いていますが
もちろん、並行して理学療法も行っていました。
でも、もう少し作業療法のことを続けます。
OT(作業療法士)さんは20代中盤の女性。
食事のスプーンの件でもそうでしたが、
いろいろなアイデアをお持ちでした。
電動ベッドを使用していたのですが
指が動かないのでリモコンが使えません。
そこで彼女の考えたのは
リモコンのベッドを起こすボタンに突起をつけること。
これですとリモコンの上に
わずかしか動かない右腕を載せるだけで
リモコンは反応。
背中が起き上がるだけで戻すときは
人に頼まないとできませんが。
これだけでもずいぶん体が楽になったような気がしました。
相変わらず指でスプーンは持てませんが、
右腕の可動域は日々大きくなっていきました。
となると次は歯磨き。
スプーンを挟んだところを歯ブラシに変えてゴシゴシ。
もちろん満足に磨けないので
看護師さんか介護士さんが仕上げてくれます。
今にして思うのは、日々の何気ない動きが
一番のリハビリなのだ、ということ。
正直に言えば、
全介護で口を空いていれば食べさせてもらえたのが
満足に動かない右腕での食事は物凄い苦痛でした。
食事が終わるとグッタリ。
でも毎日三度三度続ける内に右指にも少しずつ変化が。
そして左腕にも……。
to be continued
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