その1はこちら
枚方市内地上部の新名神建設現場のGoogle航空写真はこちら
先ほどの仮設道路との交点から、工事現場沿いを西に向かって歩を進めます。地元住民の生活への影響をできるだけ少なくするため、工事現場沿いに自転車や徒歩での通行を前提にした仮通路や仮歩道が設けられています。
工事用ゲートの脇(家屋と工事柵の間)に、実は仮通路が設置されています。
仮通路には(ほんの一部分だけですが)工事柵の殺風景さを抑制するための企画がなされています。
新名神工事により断絶となった生活道。柵の向こうに街灯が取り付けられた電柱が見えます。
市道との交差部。掘割から一気に高架に駆け上がる部分で、下の写真にはその部分の擁壁が見えます。
このすぐ西側で、新名神は「利根川」という名の小川と交差します。この周辺の地名は「西船橋」であり、関西っぽくないですね(笑)
もともとは利根川沿いに自動車も通れる道路がありましたが(2018/10時点のストリートビュー参照)、工事の進捗により利根川を渡る工事用の桟橋を架設する必要が生じたため2019/8に分断され、階段付きの斜路が設置されました。自転車は降りて通れますが、電動式車いすは通れません。
斜路を登りきったところからは、新名神の橋脚がよく見えます。
こちらは、距離は長くなるものの自転車でも降りなくて済み、電動式車いすも通行可能な平坦な迂回路の様子です。
迂回路の途中には、新名神予定地と被っている分譲マンションの部分解体現場がありました。
なお、「道路構造物ジャーナル」のサイトに、今回紹介対象の区間の詳細な情報が掲載されています(NEXCO西日本の工事事務所長への取材記事で、2023/3/30に公開)。
https://www.kozobutsu-hozen-journal.net/interviews/35412/?spage=2
このあたりの高架橋の上部構造は2024年度に工事が始まるとのこと。
(つづく)