2025/2/11付ブログ記事「新名神・淀川河川敷内の2025/2/10時点の工事状況(その3)」の続報です。
2025年の鵜殿のヨシ原焼きは、天候の影響から1週間延期して2月23日に実施されました。
https://www.city.takatsuki.osaka.jp/soshiki/57/81766.html
「現地での観覧はご遠慮ください」というのは、回覧板でも周知されており、徹底しています。こちらで紹介するのは市内の自治会掲示板に貼ってあったもので、公式サイトにはない「事前にヨシを刈り倒してチップ状に粉砕し、炎が上がらないよう細心の注意を払って行われます」の文言があります。2025/2/10に現地を見た際にほとんどのヨシが刈り倒されていたのは、危険性や市民への影響の低減のためだったのですね。
一方、2017年の産経新聞の報道では「大勢の市民が炎と煙を上げて燃え上がる豪快な野焼きを堤防から見守った。」とあります。その後のヨシ原焼きで事故の類が発生したという報道はなく、あるいは「コロナ禍で2020・2021年と中止しており、3年ぶりに2022年に復活させる際にまだコロナの影響が残っていることから見物を遠慮してくださいとの呼びかけを行った結果、作業が順調に進むようになったので、2023年以降も継続している」のかもしれませんが、真相は不明です。
さて、私は交通規制終了後の13時台に現地を見てきましたので、「建設中の新名神」をメインテーマとして報告します。
黒焦げのヨシ原は、新名神の橋脚よりも北側にまで広がっています。
となると、ヨシ原焼きの炎が工事ヤードの資材に燃え移ったり、不燃性のものでも灰が落ちて汚れるといったリスクがありますが、「可燃性のものは撤去、不燃性のものは白いカバーで覆って防御」していました。
新名神工事がヨシの生育にどのような影響を及ぼすかのモニタリング用の設備も、白いカバーで覆ってヨシ原焼きから防御していました。
サイクリングロードとヨシ原の間には木立と水路があり延焼を防いでいるので、こちらの通行への影響はなかったのかも。
ただ、水路には1か所だけ一般人の通行を拒絶しない橋が架かっており、その向こうには一面の黒焦げの原っぱが広がっていました。もちろん中に入るのはご法度のはずですが。
黒焦げの原っぱの向こうの新名神の橋脚たち。開通後には、「ヨシ原焼きの実施中は全面通行止め」とまでの扱いになるでしょうか?
ちなみに、このあと初めて高槻市山間部の工事状況を見てきました。追って報告予定です。