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阪神高速淀川左岸線の万博シャトルバス専用暫定整備について

関連ブログ記事・・・2023/9/19付ブログ記事「万博会場と鉄道駅を結ぶシャトルバスの運行会社発表・・・弁天町駅は非常時のみ出番あり

大阪・関西万博会期中に運行される主要駅と会場を結ぶシャトルバスのうち、新大阪駅発着の分については、過半の区間を現在建設中の阪神高速淀川左岸線を暫定的に整備してシャトルバス専用道に仕立て上げ、定時性を確保することが決まっています。

2023/11/22に開催された阪神高速道路会社の社長記者会見で、その整備形態案の詳細が公表されました。

https://www.hanshin-exp.co.jp/company/files/231122pressrelease.pdf (8・9ページ)

会場に近い側の淀川左岸線は既に大部分トンネル形式で開通していますが(2023/9/18付ブログ記事「神戸空港→大阪駅行のリムジンバスに乗車(後)」参照)、海老江<阪神高速3号神戸線との交差点>~豊崎<新御堂筋との交差点>間は建設工事の真っ最中で、万博開幕の段階で完成している区間は、鉄道線や幹線道路との交差部のトンネルのみにすぎません。

そのため、最終的に開削工法によるトンネルとなる予定の残りの区間については、「a. トンネルの床部分のみが完成した状態で暫定供用」「b. 未着工のトンネル建設予定地に暫定的にシャトルバス専用道路を建設して供用」とし、シャトルバス専用の交通路を確保します。

(1) 国道2号との接続部~JR神戸線および阪神高速10号池田線との交差部の間 =a.に該当

(2) JR神戸線および阪神高速10号池田線との交差部~大淀ランプ<国道176号バイパスと接続>の間=b.に該当

(3) 大淀ランプ~阪急電鉄および国道176号との交差部<十三大橋のたもと>の間=a.に該当

(4) 阪急電鉄および国道176号との交差部~新御堂筋との接続部=b.に該当

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該当区間(事業名は「淀川左岸線(2期)」)は、阪神高速道路会社と大阪市との合併施工方式で事業が進められています。

https://www.hanshin-exp.co.jp/company/torikumi/useful/y_enshin-second/smooth.html

https://www.city.osaka.lg.jp/kensetsu/page/0000159842.html

阪神高速道路会社は両端の海老江区間と豊崎区間を担当し、それ以外は大阪市の担当です。

海老江区間の進捗はこちら

豊崎区間の進捗はこちら

大阪市が担当する区間の進捗はこちら

大阪市が担当する区間はJR神戸線との交差部・阪急電鉄との交差部をそれぞれ境界として河口側から順に「1工区」「2工区」「3工区」に区分されており、2023年度時点の進捗は

 1工区<上記(1)に該当>・2工区<上記(2)(3)に該当>=本体躯体築造

 3工区<上記(4)に該当>=地盤改良

となっています。

未着工のトンネル建設予定地に暫定的にシャトルバス専用道路を建設して供用する区間については、万博閉幕後でなければトンネル本体工事に着手できないわけで、この分だと2期全区間の一般向けの供用は2030年の手前頃になるかも。

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