2022/5/17付ブログ記事「知床半島観光の大型船が1隻体制に→新造予定の小型船はどうなる?」の続きです。
春先に思わぬ出来事がありましたが、知床の観光シーズンは10月で終わりました。道東観光開発の大型観光船「おーろら」は10月25日が最終運航です。
https://www.facebook.com/aurora.shiretoko/posts/556114969853327
そして、出来事の発生後シーズン終了に至るまで、ついぞいかなるメディアも「昨年は2隻体制だった大型観光船が1隻体制になったこと」「代替として小型船"おーろら3"が就航予定だったこと」には触れなかったようです。
しかし、その新造小型船「おーろら3」は、10月中旬の段階ですでに網走の港にスタンバイしていました。
網走市議会の自民党議員(略歴によれば、愛知県出身でかつて名古屋鉄道や北海道新聞の社員だったそうです)が「選挙ドットコム」上に作成したページに、10月19日付でその写真を乗せた記事が掲載されています。
https://go2senkyo.com/seijika/59724/posts/466390
ただ、気になるのは、その記事のタイトルが「流氷観光砕氷船おーろら3、網走にお目見え。」となっていることですね・・・ 2022/5/17付ブログ記事で紹介した3月15日付の北海道新聞の記事では「夏季の知床航路で就航させる」となっており、であれば他社の小型船よりも知床に合致した仕様と推測されますが、本当にこんな小さな船でお客さまを乗せた状態で流氷を砕いて進めるのでしょうか? 道東観光開発からの正式発表を待ちたいところです。
ちなみに、道東観光開発の会社としての公式サイトには、保有船舶として、未だに3月に退役した「おーろら2」が載ったままです。特殊仕様なだけに、売却先が決まらずそのままオホーツクの港で係留中なのでしょうか?