全国交通ニュースブログ

岡山県新見市の市街地循環バスが2024/2/13からICカード対応になります

岡山県新見市の市街地循環バス「ら・くるっと」(実際の運行は備北バスが担当)で、2024/2/13からICOCAおよび全国相互利用対象交通系ICカードが利用可能になります。同市内を走る路線バスでは初のICカード対応となります。

https://www.westjr.co.jp/press/article/items/240201_00_press_niimi_bus.pdf

 

新見市は、約2年前の2022/2/10付でJR西日本とICOCAを活用した包括連携協定を締結しました。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC146290U2A210C2000000/

手始めとして市民に5000円分を付与した市独自デザインのICOCAを配布しており(2023/3時点で市民の8割に配布済)、さらに市内の商店などでICOCAで代金が支払えるような環境を拡充し、その際に「にーみんポイント」がたまるようになっています。

https://www.city.niimi.okayama.jp/kurashi/kurashi_detail/index/22934.html

https://www.asahi.com/articles/ASR2J7QCRR2JPPZB007.html

ただ、公共交通に関しては市内のJR線のうちほんの一部(伯備線の新見以南)でしか使えず、超閑散路線である芸備線や姫新線については「利用促進のため、市独自デザインのICOCAを持っている方に、両線区の乗車分の運賃の半額をにーみんポイントで還元する」レベルにとどまっています。

https://www.city.niimi.okayama.jp/kurashi/kurashi_detail/index/18272.html

一方、市内の路線バスは「ら・くるっと」の他にもいくつかの種類がありますが、いずれも現時点ではICOCAなどICカード対応の予定はありません。

https://www.city.niimi.okayama.jp/kurashi/kurashi_detail/index/8.html

・備北バスが運行する一般路線バス

・平成の大合併で新見市の一部になった旧自治体エリア(大佐・神郷・哲多・哲西地域)において運行される、旧自治体から引き継いだ路線バス<自家用バスの有償運送>

・市内全域のうち他の公共交通がないエリアで運行される、小型車両による市営バス「ふれあいバス」

なお、高梁市に本社をおく備北バスは未だ全社的にICカードを導入しておらず(岡山市内に乗り入れる高速道路を経由しない路線バスで唯一非対応)、このブログを書いている時点では「ら・くるっと」以外の路線への拡充の予定はありません。

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「交通系ICカード」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事