関連ブログ・・・2022/7/2付「岩城島架橋で廃止になった長江フェリーのその後」
生名島と因島の間は狭い海峡となっており、町有バスの車内からも対岸の様子がよくわかります。この建造中のフェリーは、10月4日に宮崎~神戸航路に就航する「フェリーろっこう」です。
終点の立石港務所に到着。生名島の玄関口とあって、こぎれいなターミナルがあります。
ターミナル内の様子。出航時刻はデジタルサイネージでの案内です。
対岸の因島(長崎桟橋)との間を僅か3分で結ぶフェリーが到着。次々に自動車が降りてきます。こちら側の桟橋にも10台近い車がフェリー待ち中でした。
私はこの折り返しとなる9時40分発の因島長崎桟橋行に乗るつもりでしたが、無情にも1分前の9時39分に出航してしまいました・・・
陸上の交通機関では「早発」はあるまじき話ですが、フェリーでは許容されるのかと思ってターミナルの窓口の方に聞いてみたところ、「今日は自動車も徒歩客も多いので、時刻表とは別に船長の裁量で臨時運航している。次の便は10分後くらいのはず」との回答でした。事実、次の便は9時50分出航で、乗り継ぎの島内バスは1本遅い便となりました。
確かに時刻表の下側に「繁忙期には、臨時便を運航します」とあり、これが適用された結果の早発という見解です。念のために、平日に(現場事務所ではなく)フェリーの管理部門である公営事業課公共交通係に聞いてみましたが、やはり臨時運航は船長の裁量とのことでした。
だとすればせめてデジタルサイネージには「本日は臨時ダイヤで運航中」の文言を表示するなどしてほしいところですが、基本的に事情を知る地元の方しか利用しないので、そこまでの配慮は必要ないという認識なんでしょう。
さて、対岸の因島側の長崎桟橋には、特に待合所はありませんでした(隣に島内バスのターミナルあり)。撮影時刻は乗船したフェリーが到着後しばらくしてから(9時55分)ですが、時刻表では「9時35分、9時50分、10時5分」とあるのに対し、実際の出航時刻は「9時33分頃、9時44分頃、9時56分頃」となったわけです。