阪急バスの子会社で主に空港リムジンバスを運行する「大阪空港交通」と、貸切バスを中心に高速バスも運行する「阪急観光バス」は、7月1日付で合併して新たな「阪急観光バス」となりました。
https://www.okkbus.co.jp/uploads/AdminNews/335/body_pdf/20220629_press.pdf
同時に、親会社の阪急バスの高速バス部門が全面的に同社に移管され、阪急系のバス事業は明確に役割分担された2社に集約ということになります。
新会社のURLは「https://www.hankyu-kankobus.co.jp/」ですが、現時点ではあくまでも門構えだけのようで、
「高速バス」をクリックすると以前から存在する阪急高速バスのサイトへ
「空港バス」をクリックすると元の大阪空港交通のサイト(https://www.okkbus.co.jp/)へ
「貸切バス」をクリックすると以前の阪急観光バスのサイトへ
となっています。
もと大阪空港交通のバスは、まず初日の段階で車体側面後方および車内前方の社名表記が一斉に「阪急観光バス」に変わり、
正面のマークも徐々に「Osaka Kuko Kotsu」の頭文字を組み合わせた旧マークから、リリース文にある新マーク(但しカラーではなく白一色)に変わりつつあります。
新「阪急観光バス」の本社屋は6月までの大阪空港交通の本社屋(バスの車庫併設)ですが、ビルの屋上の社名はまだ「大阪空港交通」のままでした。
ちなみに、阪急阪神東宝グループには他に阪神電鉄系のバス会社「阪神バス」もありますが、こちらは阪急阪神の経営統合から十数年経過しても阪急系と統合の動きは全くなく、西宮市内では阪急バスと阪神バスが別々に路線バスを走らせ「同じ場所なのに名前が違う」バス停が複数個所あります(2022/5/28付ブログ参照)。
阪神バスは空港リムジンバスも運行しており、全路線で阪急観光バス(旧大阪空港交通)と共同運行していますが、こちらも全く動きがありませんでした。ICカードシステムに関しては、阪神バスの空港リムジンは自社ではなく大阪空港交通に相乗りしており、履歴印字すると「大空交」とか「OKK」と表示されるのですが。