馬の学校便り by専修学校 優駿学園

日本で唯一の馬の専修学校 優駿学園の
ニュースです。

ナチュラルホースマンシップ

2012-02-25 | 教官のつぶやき・・・

皆さんはこんな言葉を聴いたことありますか??

Googleの翻訳によると、自然な馬術

う~ん・・・

ピンとは来ないですよね

力で制圧するのではなく、しっかりとした信頼関係、上下関係を築いた中で馬と生活をしてきましょう。と言う感じでしょうか。 

例えば自分が知らないことを誰かに習うときに、「こうすれば出来るじゃん!
「何でそんなことするんだ」なんてやられたら、きっとその人にはもう関わりたくない
って思いますよね?
これは理解できる?こうしてみたら?
いろんなことを考えられる時間をくれたら、理解も早いし、納得出来ることもたくさんありますよね

人対人でもそんな関係が起こるのに、対馬はと言うと・・・

大きな馬を見た瞬間に自分が負けてはいけない。
その大きさゆえにどうしても人間に恐怖心が生まれ、力で負けないように対抗してしまいます。

馬は草食動物であり、早く走る能力と言うのは本来、恐怖から逃げるためです。
人間はその能力を利用し、競馬をしたり、乗馬をしたりしているのです。
その人間は肉も食べる雑食動物。
云わば人間と馬の関係は、ライオンや熊といった肉食動物と草食動物と言っても過言ではないのかもしれません。 
野生の状況で馬がライオンに出会ったらどんな行動をするのでしょう?
ライオンが自分たちを狙っていると感じたら 、馬はどんなアクションを起こすのでしょうか?
ライオンに噛み付かれたら、どんなリアクションをするのでしょうか?

じゃぁ人間が馬にしていることは?
言うことを聞かないと馬を殴る、鞭で叩く
何をされるのか解らない状況で、さらに恐怖を与えていく。
でも馬も恐怖を味わいたくないから、捕まらないように馬房で逃げ回ったり、放牧地で逃げ回ったり。

先ほど言った、考える時間を与えてくれたら人も理解して納得出来ることもある。
きっと馬も同じなんではないでしょうか?





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