１４年ぶりの再会

今日は劇団四季の『李香蘭』を観た。
９２年初演を観ているので、実に１４年ぶり２度目の観劇だ。
前回は私が四季に一番はまっていたころだった。劇場で隠し撮りしたテープを毎晩のように聞いていたなぁ。
いや、若気の至りの著作権法違反。反省してます。

そのせいか歌詞もほぼ覚えていた。
初演時のオリジナルメンバーは当時の四季の３大ソプラノ？野村玲子・保坂知寿・志村幸美がメインのキャストを占めていた。さらに当時大好きだった芥川英司さんも出ていて豪華キャストに大興奮したことが懐かしい。

今日はそういう意味での楽しみは少なかったが、クオリティの高いアンサンブルのダンスと歌にはやはり感心させられた。
劇団四季の役者さんたちは、やっぱりすごい。
もう何回も観劇しているが、ミスらしいミスを見つけたことが一度もない。
これがプロってもんなんだろうか。
台詞かんだりとか、絶対ないもんな…。
ただ、どうにもはっきりくっきり喋る四季風の演技には馴染めない。最近特にそうかな。

内容的には、おぼろげな記憶の中で観たものよりも、平和を訴えるメッセージ性が強くなっている。
劇場でもらった案内によると、海外公演を経て、数曲を中国語で歌う演出に変えたそうだ。
カーテンコールでは、「中国と日本」という２国の友好をあらわした歌の１番を日本語で、２番を中国語で歌っていたり、キャストの中にも中国人のかたが何人かいたり。
かなりストレートだけど、中国公演を行ったりして日中友好に役立っているところもあるのだろう。
実際はもちろん、劇中で歌われるように単純に許し理解できるものではないにせよ。
印象に残るいい曲も多いんだけど、題材が題材なだけに、歴史の教科書か？というシーンはちとつらい。現役で勉強していた頃に比べると、特にでしょうか？


終演後、一緒に観劇した大学時代の友人と食事。
専業主婦も大変だ…。