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Protocol

2008年06月06日 | ネット生活
PDCA を回すという表現がある。
社内で目標管理制度が導入されていればよくご存知の言葉だと思う。
Plan/Do/Check/Action の頭文字を取った言葉だ。
通常仕事を行う時に、Plan とDo は普通にやると思うが、その後のCheck, Action が実は難しい。
逆に最初から、PDCA を回すつもりで、Plan すれば、Plan の段階で、どういうCheck を行い、その結果をどうAction と結び付けて行くかを考えるので、特にPlan の段階で、CAまで意識しましょうという話です。
また、Plan をきちんとドキュメント化しないというのは、よくある話ですが、Plan がドキュメント化されていないと、どう修正すればいいのかわからないので、Action が取れない。逆にPlan がきちんとドキュメントになっていると、Check 結果を受けてAction するためには、再度Plan を改訂してDo すればよいという形になって楽である。

などという説教をかますためにこの話をはじめたのではない。

最近、ちょっと言葉が気になっていて、その中で、この聞き飽きた言葉の中でも、「Do」と「Action」を使い分けているのが面白いなと気がついた。
当方、英語があまり得意ではないのだが、単なる実行は「Do」、逆にこれはおかしいぞというCheck が働いたあと、「Do」の内容を修正する行為のことを「Action」と呼ぶ。
もちろん、「Action」のほうにより強い意志力を感じる言葉となっているのだろう、きっと。

昔ある業務をアウトソースした際に、アウトソース先の運用状況を査察に行った。その際に、合わせて要員教育の面についても確認する必要があり、事前に資料を作成するよう依頼しておいて、話を聞いたのだが、その教育内容資料が、単なる「PDCA」の説明であった。
私が、こんなに礼儀正しくなく、しかも彼が初対面の人でなかったら、きっと「あほか!もっと真面目に考えろ!」と言って、その打ち合わせを打ち切ったと思う。

ちなみに、礼儀が「Protocol」であると知ったのは、最近の話である。私のような仕事をしている人間にとって「Protocol」というのは、コンピューター系の機器でネットワークを作り通信を行う際の「規定・約束事」の意味合いのほうが圧倒的に知られていると思う。
そのことを知って、「なるほどね。Protocol が守られないような場において、Communication が成立するはずはないわな。」と、いたく納得したものである。

実際の人間関係においては、時に「Protocol」を厳守することで、逆にコミュニケーションを拒否できるケースもある。コンピューターにはできない芸当である。

なんだか新聞の社説みたいな文章になってしまった。
ただ、ダビング10に関わる色々な利権団体のことを一生懸命に考えて、礼儀正しく彼らの問題点を指摘する文章を書こうとして、煮詰まった結果が、こういう残りかすみたいな文章になったという事実を蛇足ながら書き添えておきたい。


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