ひさしぶりの現場作業で、ちょっと恥ずかしい体験

仕事の話はしないというのを原則にしているのですが、金曜日、とてもひさびさに現場作業をやってきて、いろいろと貴重な体験をしたので、ちょっと掟破りの投稿をば。
通信メーカーのSEがやる現場作業というのが具体的にどういうものなのかは想像におまかせします。
僕はもう入社１５年目なので、現場作業なんて、本当は若手にさせる立場なのですが、いろいろと悪い（良い？）偶然が重なり、とても久しぶりに現場に出ました。
大体、現場って言っても、お客さんのサーバールームか、悪くても事務所の中というのが普通なのですが、今回はなんと屋外作業でした。
雨や雪が降ってないのが幸いですが、戸外は流石に寒かったです。うちの奥さんがバルチック艦隊と揶揄する、紺のすごく厚手のコートを着て手袋にマフラーで行ったのですが、それでも十分に寒い。夕方になると、身体の冷えと疲労から、足がつり始めたのには参りました。若い頃はそういうことがなかったのですが、さすがに４０を目前にすると体力衰えてます。
でも、ひさびさの現場はやっぱりいいですね！なんか、次々といろいろな問題が噴出してきて、現場の作業員がみんなで知恵を出し合って解決するというのも楽しいし、机上の設計では一瞬で終わることでも、現場では地道に丁寧な作業をやらないといけないというのも、なかなか充実感があっていい感じでした。
ちなみに、僕にこの仕事を振って休暇をとった新人君はとても仕事の詰めが甘くて、こういう状況なら僕は現場作業をもっと後の段階に回してもらったねというひどい有様でした。ちょっと叱っておかなきゃ。
いろいろと大変な仕事で一日骨折ったんだけど、本来うちがやるべき仕事のところまで当日は到達しませんでした。まー、僕も一日休暇を取ったような形になってしまいました。また、もう一度別の日に出直しです。

で、楽しかったのはいいんですが、ひさしぶりの現場作業だったので、ちょっと失敗してしまいました。というか、僕の長いSE生活でも、こんな恥ずかしいのは初めてです。
いや、何、単に、あの建設現場とかに置いてある仮設トイレなんですが、仮設なんで、あれって結構建付けが悪いんですよ。で、大体トイレとかは、食事に行った先とか、駅のトイレとかで済ませておくのがまあ普通なのですが、ひさしぶりだったので、そういうのをすっかり忘れていて、昼に温かいうどんを食べて寒い現場で立ち仕事やっていると、段々そっちのほうが厳しくなってきまして、仮設トイレを借りました。
ところが、入るときに開け方がわからず、近くの作業員の人に開けてもらいました。で、中で用を済ませて出ようとすると、またまた開かない。扉のノブをあっちに回したりこっちに回したり、どんどんぶつかったり、いろいろとやったのですが、どうしても開かなくて、しょうがないので、仮設トイレの中から情けない声で
「すいませーん、開かないです。開けてください。」。
と何度か大声で叫びました。すぐに近くで作業していた人が駆けつけて開けてくれたんですけど、もう顔から火が出るくらい恥ずかしかったです。
うーん、この年になって、こんな恥ずかしい体験をするとは。僕もまだまだ経験不足ですね。

ちょっと初心に帰った一日でした