goo blog サービス終了のお知らせ 

よんたまな日々

サッカーとゲームと本とおいしい食べ物

今日見た夢

2004年11月21日 | 
小説を読んでいる。主人公の若い男は、二重世界に暮らしていて、本来の所属世界Aでは冴えないプーなのだが、世界Bでは高名な占い師で多重婚約している。BとAは重なりながら存在していて、Bの住人はAについては全く知らないのだが、主人公にはBの世界とAの世界が重なって見える。主人公の占いは、Aの刑務所や廃工場と重なっているような場所に建っているようなマンションに住んでいる女性を見つけ、もっともらしい御託を並べて、いい場所への引越しを勧めているだけなのだが、BはAの影響を受けているらしく、当たるという評判を得るのに成功している。
この主人公は変態性欲者で、占って当たった女性と婚約し、その女性が最も大切にしているモノをもらい、それを自分の部屋にいっぱい集めては、悦楽に浸っているが、やがて重婚罪で逮捕されてしまうという話。
僕はその小説を読みながら、こう考える。こいつは実体験をそのまま書いているだけだ。単なるチキン野郎で本当に変態性欲者で、文学的な才能なんて全くない。なぜなら、自分も二重世界に住んでいるからだ。
世界Aでは、僕は土曜日の深夜で暖かい布団の中で寝ているはずなのに、世界Bの真昼間に存在してしまう。しかも悪いことに世界Bは、ローマ帝国で僕は単なる観光客なのに、捕まって兵士として徴用されようとしている。(起きて思い出したのですが、寝る前に寝室のテレビがついていて、NHKの「ローマ帝国」という番組が流れている中で入眠したような記憶があります。)運の悪い観光客を保護するボランティア団体になんとか助け出されて、ローマ帝国の日本大使館(!)の地下室に匿われるが、そこで時間が戻り、再度ローマ帝国で拉致されるところから、またやり直してしまうというのを何回か繰り返す。僕は世界Aで暖かい布団の中でゆっくりと休養する必要性を感じているのに。日本大使館の地下室に入る道では、明らかに時空が乱れており、他の観光客も階段を正確に降りることができない。
何度目かの地下室への移動で、僕は思い付き、ボランティアのガイドが立ち去るまで階段の踊り場に残っていて、その踊り場の中で隠しエレベーターを見つける。そのエレベーターで世界Aに帰れるはずだと喜んで乗るが、そのエレベーターが着いたのは、世界Aの自分の勤めている会社の地下ホールだった。土曜日の深夜だというのに、昔一緒に働いていた同僚達が徹夜仕事中のちょっとした休憩にそのホールに来ていて、ホールはタバコの煙で充満している。こんな時間まで働くなよと心の中で毒づきながら、かつての同僚に挨拶する。かつての同僚達は、開発中のテーマについて血走った眼をしながら互いに議論している。彼らの心の中では、開発から逃げ、土曜日の夜に暖かい布団で眠れる僕を非難しているに違いない。しかし、僕は世界Bを経由せずに、この世界にあるはずの自宅の暖かい布団に戻る方法がわからない。

という悪夢からさっき目が覚めて、この時間でした。ああ怖かった。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿