よんたまな日々

サッカーとゲームと本とおいしい食べ物

谷根千文学?散歩をしてきました

2005年03月23日 | 日々徒然
3連休初日は、いいお天気でしたが、仕事の疲れでぐったりとしていました。うちの奥さんは仕事。僕は、自宅でブログ書いたり、ゲームしたり、寝たり。
二日目は、曇りがちだったのですが、お布団を干して、家の掃除をしました。うちの奥さんは今日も仕事なので、主夫よんだな気持ちで、洗濯もして、夕飯も作りました。夕飯は、餃子と筑前煮。筑前煮は、十分味が染んでなかったし、餃子はさす水の量を間違えて、水っぽくなっちゃいました。
この辺、経験を積んで改良できれば、またレシピとしてあげますね。餃子は水の量が決め手だと思う。

三日目、いいお天気になって、うちの奥さんもお休み。家の掃除も洗濯も終わっているということで、二人でデートに行ってきました。二人で出る前に、地図を出して相談した結果、谷根千文学散歩を目指すということに決定。ちなみに、谷根千とは、谷中、根津、千駄木エリアをまとめてこう呼ぶそうで、かつての文豪がまとまってこの辺に住んでいたそうです。
早速、地図を持って出発!と言っても、東京道路地図には谷根千の観光ポイントは全く書いてなくて、うちの奥さんが小説を読んで推定した作家ゆかりの場所の知識だけが頼りというと、いささか不安な状況でした。
上野御徒町から歩き始め、不忍池の横を通って、動物園を通り過ぎ、市街地へ。
「あなた、鴎外の青年は読んで?」
と、うちの奥さんが話しかける言葉も、なんとなく女学生風になってきましたが、根がパンダの僕は
「うにゃ?」
「まさか、舞姫読んでないって言うんじゃないでしょうね。」
「斉藤美奈子の妊娠小説で読んだ。」
「それは読んだって言わない!じゃあ、鴎外って何読んだのよ。」
「うーん、国語の教科書に載っていたやつ。」
いきなり脱力するうちの奥さん。
今、冷静にブログを書いていて思い出しましたが、鴎外は寒山捨得を代表作とする薄い短編集を読んだだけでした。
「じゃあ、漱石の三部作は、さすがに読んでいるよね?」
「うーん、漱石は、『坊ちゃん』と『我輩は猫である』と『道草』だけ。」
「あなた、漱石好きって言ってなかったっけ?」
「好きだよ、その三作は。」
「まー、全く猫に小判とは、このことね。」
「ああ、僕は猫より団子だな。」
「それを言うなら、花より団子!」
「だって、花は咲いてないし、文学散歩でしょ。」
と、脱力系の会話をしながら、歩くことしばし....つーか、もう一万歩以上歩いて、1時間以上歩き詰めなのに、何も見つからないんですけど。
住宅地の中の小さな喫茶店を見つけ、そこで、二人でぐったりしながら、道路地図を見直す。
うちの奥さんが、地図で漱石旧居を見つけ、せめてそこには行こうと決めて、再度出発しました。
あとは、写真で。
谷根千の坂
谷根千は古い家が多く、しかも坂が多いです。上ったり下ったりで、しかも道に迷っていると、相当疲れました。

でも、やっと見つけた漱石旧居、うちの奥さんは猫の家と呼んでました。
猫の家1
漱石旧居石碑の後ろの塀に、猫の石像があるのにも注目してくださいね。

旧居全体はこんな感じ。
猫の家2
「おお、なかなかモダンじゃん。でも、漱石って、こんな吹き抜けの全面ガラス張りの家で書いていたんだ。」
「明治時代に、そんな家あるわけないでしょ。これは多分どこかの大学か研究機関の図書室ね。」

それから、鴎外図書館にも行きましたが、残念ながらこちらは閉館日でした。
そして、日医大、東大のキャンパスを通って、赤門の前まで行き、そこの和菓子屋さんで、花見団子を買って帰りました。
東大赤門前 扇屋さんという店。なかなかうまかったです。
花見団子1
花見団子2
桜の季節にはまだ早いのと、相当疲れていたので、うちに持ち帰って、ゆっくり食べました。
とても楽しいデートでした。ちょっときつかったけど。
今度は、鴎外や漱石の古典的名作を読むことにしましょう。
そういえばうちの奥さんも昨夜は、猫のとても分厚い単行本を枕元に置いてました。

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