はーちゃんの気晴らし日記

気ままに 楽しく 書きくけこっこ!

父の命日

2014年09月14日 | 思ったこと
昨日は、父の命日でした。
あれから13年が経ちました。

その日、弟が出張で八王子へ行き、仕事を終えて駅で電車を待っていた時に、父の死を知らせる電話があったそうです。
弟は、
「オヤジが亡くなったという連絡が入ったんだけど、今、仕事で八王子にいるから、すぐには家に着けない」
と、私に電話してきました。

父はアルツハイマーがかなり進行していたので、私たち兄弟の事はわからなくなっていました。
母の事もわかっていたのか、いなかったのか。

母は毎日病院へ通い、父に夕食を食べさせてから帰るという日々だったようです。
その日、父はいつもより多く食事を食べ、母は、安心して家に帰ったと言っていました。
ところが、母が病院を出るとすぐに父は急変し、家に帰ると病院から死亡の連絡があったと聞きました。
父はアルツハイマーになってから、さまざまな奇態を繰り返し、家族も大変だったようです。
父の世話は、主に母がしていたので、さまざまな苦労を母から聞きました。
私は病院へ見舞いにいくだけで、そんな介護の苦労を知らずに過ごしました。

父の命日は同時多発テロの翌日なので、絶対に忘れることはないだろうと思っていましたが、事件は年々風化してそのニュースも大々的には報道されなくなりました。
「忘れてはいけない。」「風化させてはいけない。」
と言われつつ、時の経過と共に徐々に記憶の片隅に置かれるようになってしまいそうです。

昨年の13回忌があったのですが、あれから一年も経たないうちに、突然弟が亡くなってしまいました。
そんなことは夢にも思わず、これからも、弟と付かず離れずの付き合いを続けることが当たり前のように思っていました。
誰にでも、「突然」という日があることを実感しました。

でも、これも月日の経過と共に私の気持ちは、落ち着いてきています。
一年前に書いた父の13回忌の記事を笑いながら読みました。

<本堂に入りお経が始まると、ミニは「怖い」と言って泣き始め、ツブはお焼香の時、お経を上げる住職さんの後ろで、突然でんぐり返しを2回も繰り返しました。>

そういえば、そんなことがあったなぁ・・・と。
これを書いたときは、それほど可笑しいとは思わなかったのですが、一年経って読み返したら、何だかおかしくて笑いが止まりませんでした。

ツブは、2回もでんぐり返しをしたんだ!

あの時の弟の笑い顔を思い出しました。

そんなツブも、弟の葬儀や四十九日の法要の時は、ちゃんとお焼香をしていたので、半年ちょっとでずいぶん成長したものだと思います。

それが良い事であったり、悪い事であったとしても時の流れと共に、人の気持ちや物事は変わっていくものです。


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