ハイジ・・・

ハイジのこと、どう書いたら良いんだろう。
ハイジのことを考えると、胸が痛くなります。
元気そうには見えるんです。

犬は暑さに弱い動物だと言います。
なので、ハイジがこの夏の猛暑に耐えられるかどうか心配でした。
ところが、この夏のハイジは、比較的調子が良さそうでした。
一時、咳や食欲不振に襲われて心配した時期もありましたが、それも何とか乗り切ってその後は食欲も増し、足腰に負担がかからないようにと食事を制限するのも大変でした。
自分のご飯を食べ終わると、クマや勘九郎のご飯にまで手を出そうとするからです。
食べさせてあげたいのは山々ですが、太ると動けなくなってしまいます。

「ハイジ、この夏を乗り切れそうだね。来年の誕生日なんてあり得ないと思っていたけど、この分ならもしかしたらそれも期待できるかもしれないね。」
と主人と話した時期もあります。

ところが、急に気温が下がってきた昨今、ハイジは徐々に食べなくなりました。
今までの食欲がウソのようです。
食べる気持ちはあるようですが、いざ食べ物を目の前にしてしまうと食べたくないみたいです。
選り好みなら、おなかが空けばそのうち食べるようになるだろうと思うのですが、そういうこともなく、こんな状態が何日も続いています。
私たちの食べるものを欲しそうにするので、同じ材料でなるべく味付けを薄くして食べさせようとするのですが、そういうものは見向きもしません。

足腰のために食事を制限していたのでハイジはますますやせ細ってきました。
そのせいで動きは活発になっています。
今までのように寝起きが大変だったりということはなく、どうかすると走ったりすることさえあります。

下痢や嘔吐があるわけでもないので、胃腸の調子が悪いことはなさそうです。

ペットシーツの上で眠っていたハイジも、涼しくなってきた今では、私の布団に入ってくるようになりました。
腕枕をしてやるとおとなしく眠っています。
ハイジの寝顔を見ていると急に年を取ったなぁと思います。
もしかしたらこのまま目を覚まさないのかもしれないと思う時もあります。
どうかするとあまりにぐっすり寝込んでしまって、起こしても抱いても目を覚まさない事もあります。
そんな時もこのまま永遠に目を覚まさないのかもしれないと思ったりします。

やっぱりそんなに長くは生きられないのかなぁと思います。
主人と話します。
「苦しまずに穏やかに逝って欲しいね。一緒に寝ていて朝起きたら・・・っていうのが一番だよね。」
と。
願わくば仕事中ではなく、私たちがいる時に私たちの目の前で・・・と思ったりします。

現在は点滴を朝晩二回にし、薬をだましだまし飲ませ日々をしのいでいます。

ハイジ、いつまで元気でいられるんだろう？
そんなことを思う今日この頃です。