13日の朝、6羽のひなが無事に巣立って行った我が家ですが、その日の夜、二羽のツバメが巣に入っていました。ツバメは、一度巣立つと二度と巣には入らないと思っていたのですが、二羽のツバメが入っていたので、巣立ったツバメが夜を過ごしていたのかと思っていたら、そうではなくて、別のツバメが巣に入っていたようです。
二羽のツバメは、巣の中に残っている前のツバメのひなたちが残した産毛を巣から出し始めました。ちゃんと清掃もするようです。そして、巣の修復が始まりました。巣の修復というより、自分たちの巣という印をつけるのではないかと思います。今までも新しいツバメが来た時には必ずどこかに新しい泥をつけるようなので、ツバメにしかわからない自分たちの巣という印があるように思います。今までの巣は、頑丈だし、特に修復する必要もなさそうでしたが、さらに縁に泥を補充していました。
黒っぽく見えるのが、新しく泥をつけたところです。よく見ると、泥の色が三段階に分かれているのがわかります。一番下が、去年のツバメが巣を作ったところで、真ん中が前回のツバメ、そして一番上の黒い部分が今回のツバメが泥をつけたところです。
私が玄関の入り口にいる時、二羽のツバメは私の様子を伺いつつ電線に止まっていました。
そして一昨日、すでに卵を温めている様子が見えました。
ずいぶん早く卵を産んだんだなと思いました。でも、一日ですっかり新しい泥は乾いていました。
オスのツバメが、私を警戒してメスを守るようにしています。
前回のツバメは玄関のドアの開け閉めの際は飛び立っていましたが、私が外にいても巣に戻って卵を温めていたのに、今回のツバメは、かなり用心深くて、私が外にいる間は、決して巣に入ろうとしません。なので、こんな写真が撮れたのは奇跡に近いかもしれません。
11年ぶりにツバメが来たと思ったら、二度も来ました。スズメの攻撃から守るために、お隣との間に下げた簾を片付けようと思っていたのですが、まだ少しの間、そのままにしておかなければならなそうです。
私は、以前は、仕事をしていてツバメが子育てをしていてもその様子をあまり見る事はできませんでしたが、今は毎日家にいるので、ツバメの様子を見る事ができます。前回のツバメがオス、メスが仲良くお互い助け合っている様子を見て、巣作りも上手、子育ても上手、夫婦の仲の良さ、絶妙な協力の様子をすごいなと思っていましたが、今回のツバメも同じようにしているので、ツバメはみなこんな風に子育てをするんだと驚いています。
今朝、家を出ると電線にツバメが集団で止まっていました。
写真に写っていないツバメもいたので、10羽以上いたと思います。近隣のツバメがそれぞれ巣立って、電線に止まっていたんだろうと思います。
これからの季節は雨も多くなり、蛇も出現してくるので、ツバメも子育てが大変だろうと思います。前回のツバメが卵を産んでから巣立つまで40日くらいだったので、今回も前回のツバメ同様、全員無事に巣立って欲しいと願っています。