3月の初め頃だったと思います。
玄関のドアを開けると、少しの藁と泥が落ちていました。
ツバメの巣から落ちたものだと思いました。
今年はツバメの飛来が早く、私の地域でも2週間くらい前からツバメが飛んでいる姿が見えました。
なので、最初、ツバメが来たのかな?と思いましたが、私の家にツバメが来るのは、毎年3月末から4月の半ばくらいなので、これはツバメが来たのではなく、スズメの仕業だと思いました。
その後、巣は徐々に壊れて、先週は巣の中に入っていた細い箒の先のような植物やうぶ毛のようなものが巣から全部出されて落とされていました。
そして、巣もずいぶん壊されてしまいました。
先日ウォーキングから帰ると巣の中にスズメが3羽くらい入っていて、ちょこんと顔を出していましたが、私の姿を見つけると一斉に飛び立っていきました。
そして、次に玄関のドアを開けたときは、ここまで巣は壊されていました。
去年の巣
一体スズメは何のためにツバメの巣を壊すのだろうかと思い、調べてみました。
冬を越したスズメは、子育てのために住まい探しをし、ツバメの巣を利用するようです。
それにしても巣を利用するなら、なぜここまで壊してしまうのか不思議です。
それで、私なりに考えてみました。
ツバメはスマートで軽やかですが、スズメは見るからにどっしりしていて重さもあるように感じるので、もしかしたらスズメは巣を壊すつもりはなくても体の重さで壊れてしまったのかもしれないと思いました。
スズメは、自分たちの子育てをするつもりで、ツバメが集めた子育て用品を全部巣から出したものの、そんなことをしているうちに巣が壊れてしまったというところかなと思いました。
こんなに壊れてしまったら、子育てにはふさわしくないだろうと思います。
それでかどうか、それ以来、スズメが来た形跡はありません。
ツバメとスズメのバトルは普通にあることらしく、我が家でも以前、子育て中のツバメのひながスズメに攻撃されて全滅してしまったことがあるので、今回は、まだツバメが来る前の出来事で良かったなと思っています。