はーちゃんの気晴らし日記

気ままに 楽しく 書きくけこっこ!

パートで働くということ

2013年01月22日 | 思ったこと
先週のことですが、今までいた会社から電話がありました。
社長の奥さんに当たる経理の女性からでした。
「毎日、どうしてるの?退屈でしょう?」
と。
「全然、退屈じゃないわ。毎日があっという間に過ぎてしまう。仕事を辞めてからやろうと思っていたことの半分もできていない感じで焦る気持ちさえあるの。」
と答えました。
もちろん、本音です。
彼女は、理解できない様子でした。
というのも、彼女は、1週間と家には居られないタイプらしく、仕事は辞められないといつも言っていました。
なので、私が仕事を辞めてから2ヶ月ほどになるので、そろそろ退屈で時間をもてあましていると思ったようです。
実際、今の私は、自由な時間を満喫しているというのが本当のところです。
「ところでね・・・」
と始まった彼女の話は、
「4月からで良いから、また会社に戻ってきてくれないかなぁ。」
ということでした。
「パートでも良いのよ。早く帰りたければ、暗くなる前に帰っても良いから」
と。
「えっ?どうして?私の後任者はどうしたの?辞めてしまったの?」
と聞くと
「そうじゃないんだけど、彼女、入社の時と話が違うのよ。」
と言います。
聞けば、最近、休みが多くて困っているということでした。
後任者は、私と引継ぎをしていた期間は、全く休むこともなく、いずれは正社員になって働きたいというような意向を示していて、3ヶ月間の試用期間が過ぎたら、正社員になるんだろうと私は思っていました。
でも、私が退職した後、「子供の学校の都合で・・・」ということで、休むことが多くなったそうです。
私は、
「私がいたときは、休むことはなかったし、今、たまたま重なっただけで、今後は大丈夫なんじゃない?」
と言ったのですが、
「4月から学校の役員になったから、今以上に休むことが多くなりそうと言うの。」
と言います。
後任者には、お子さんが3人いて、一番上は大学生、真ん中が高校生、一番下が中学生なのですが、この4月から、中学生のお子さんの学校の役員になってしまったとのこと。
抽選で決まってしまったらしいのですが、その役員の仕事のため、お休みすることが多くなりそうということでした。

休まれるのは困る・・・これは、どこの会社も同じだと思いますが、私の以前の仕事は特にそういう部分がありました。
というのも、突発的な仕事をすることが多かったからです。
仕事内容としては、定期的な仕事は少なく、普段は暇で、ブログをしたりゲームをしたりしなければ、一日過ごせないくらいの仕事の量なのですが、いつお客さんから注文の電話が入るかわかりません。
量産のものではなく、特殊な注文が入ると、それに対してすぐに図面を作成して、外注さんに部品の発注をしなければなりません。
特注品だと、どうしても納期がかかってしまうので、その作業が、1日遅れるだけで、納期がずれ込んでしまうことも多々あります。
なので、いつ入るかわからない特注品のために、常時待機する必要があります。
量産のものより、特注品で稼いでいるような会社なので、そこは大事なところです。

私が退職することが決まった後、私の後任者に経理の女性の姪御さんが来ることが決まっていました。
パートで働くという話でした。
話が煮詰まって、最後に挨拶に来て帰った後、事態は急展開しました。
時給が割りに合わないということもあったらしいのですが、一番大きかったのはお休みでした。
姪御さんは、まだ子供が小さく、ご主人の両親と同居で、お舅さんが病院通いのため、病院へ送り迎えしなければならないことと、子供の習い事の送り迎えなど、週に2日くらいは、お休みしたいということでした。
それと、勤務時間は、3時までにしたいということでした。
ご主人からも、「働くに当たっては、家庭を第一に考えて欲しい」と言われていると言っていました。
それらのことが、社長の意向と相反することになってしまい、話が決裂してしまいました。
そういう話は最初からきちんとしておけば良かったのに、経理の女性の身内と言うこともあり、なあなあで済ませてしまったのが、後でトラブルになりました。

仕事の性質上、社長としては、会社が稼動している間は休まず、稼動時間内は最後まで居て欲しいということのようです。

めい御さんの話がなくなり、急遽求人広告を出しました。
新聞の折込の求人広告には、
”小さなお子さんがいても安心して働ける職場です”なんて書いていました。
そう書けば、応募する人は、子供の都合で自由に休めると思います。
現に、応募者の中には、子供の都合で週に2日は休みたいという希望を出していた人も居ました。
私が思うに、パート勤務なのだから、そういう希望を持つ人が多くても当然だと。
しかも、休日欄にには、”土日祭日年末年始夏休みゴールデンウィーク”と書かれていました。
そう書いたら、それらが全部休みのよう勘違いすると思いますが、実際は週40時間労働、年間休日104日から105日で、労働基準法の最低の休日しかありません。
なので、年末年始や夏休みに休日をとられる分、土曜日や祭日の出勤も多くなります。
土曜、祭日が休みになることもありますが、出勤になる場合も多々あります。
そんな形で求人広告を出して、入社が決まる段階で、「実際は、独自の会社のカレンダー通りの勤務で、週休二日制ですと」いう話をして、それで了解を得るというやり方をしています。
入社してくる人も、それで了解しているので、それはそれで良いのかもしれませんが。

私、思うんですけど、会社は勝手だなぁと。
私の後任者は、パート扱いで、朝9時から夕方5時30分までの勤務です。
正社員は、朝8時半から5時半までなので、パートの人は、朝の30分出勤が遅くなるだけです。
休みも社員と同じで、会社のカレンダー通りで土曜日や祭日の出勤もあります。
たった30分しか労働時間が少ないだけで、正社員と同じように拘束されていて、お給料やボーナスはパート。
それでは、割が合わないと私は思います。
パート雇用ならそれなりに社員とは別の特典(?)があっても良いはず。
お休みを自由に取れるとか、勤務時間が少なくて済むとか。
そうでなければ、パートで働く意味がないと思います。
家庭や諸事情を優先させたいから、パートを勤務を希望するんじゃないですか?
会社もそういう労働条件を望むなら、パートでなくて正社員で募集すれば良いんだと思います。

経理からは、
「社長も『やっぱり、はーちゃんが良かったなぁ』と言っているし、とりあえず、考えておいてよ。」
と言われ、頭から断るのも悪いかなと思って、あいまいに返事をしましたが、私は、復帰するつもりはありません。
社長と経理はまだしも、次期社長と上手くやっていく自信が全くないからです。

もしも、今後も私の後任者の休みが多くて、また私に復帰の話が来たら、
「そんなにお休みされるのが困るのなら、正社員で募集したら?」
と言おうと思っています。

雇う側と雇われる側、それぞれの立場で考え方は違うのかもしれませんが、パートで働きたいというのは、ある程度の自由が欲しいということなんじゃないかなぁと思うんです。


最新の画像もっと見る