寺崎八十四石米

地産地消に向け、美味いと評判を呼んだ地元の米を「八十四石」の名とともに蘇らせるため、見える米づくりを紹介していきます。

お米の農産物検査?

2022-09-27 18:14:52 | 農家が思うこと
お米には検査米と未検査米があります。

「検査米」とは、JAなど民間の機関で検査員による「産地、品種、産年、等級」いわゆる農産物検査で決定したものをいい、検査を受けていないものが「未検査米」となります。この場合の検査ですが、あくまでも検査員による目視検査で1等米、2等米などの等級を決めるものであって、食味や安全を保証するものではありません。

検査を受けるには、指定された高価な米袋に入れ、検査機関に持ち込み手数料を払って調べてもらわなければならないなど煩雑で膨大な費用がかかるため、ほとんどの農家は未検査米を自家保管しています。

スーパーなどで購入したお米袋には必ず食品表示がされています。「産地、品種、産年」いわゆる3点表示といわれるもの、その上には単一原料米、複数原料米などの記載がされていると思います。この3点表示ですが、たとえ私たち生産者が作ったお米を自分で販売しようとしても「検査米」でなければ3点表示できず、未検査米と表示しなければなりませんでした。

そしてこの表示基準が昨年7月に改正され、種苗の購入記録や農業記録等を根拠として、私たち農家も3点表示することができるようになったのです。このことによって私はコンビニや直販店での販売に至りました。そもそもなぜ農家自らが作ったコメを3点表示できなかったのだろう?疑問でならない。農家は消費者とのコミュニティのなかで直接販売すべし!



稲刈りを振り返って

2022-09-10 01:23:32 | 米づくり
今年の稲刈りも無事に終えることが出来ました。
この時期の天候には、ほんと左右されます。
今年は、夜間のゲリラ豪雨が二日続いたおかげで、田んぼに水が溜まった状態での刈取り苦労しました。

通常であればストレスなくスピーディーに作業できます。

突発的に発生した豪雨、普段から水はけが悪い水田では刈取りの難度が増します。
田んぼの一部ではこんな状況、欲をかかず方向転換しないで前進のみで刈り取りました。方向転換すると稲を踏んでしまい収穫出来ないリスクが高まるので時間は掛りますが正当方法なんです。
それにしてもこのマシンは湿田に強いです。その秘密は横から見ると舟の形をしているキャタピラーにあるようです。これまでにハマって動けなくなったのは一度だけ、人の膝ほど深い田んぼでした。

こんなこともありました。稲刈り初日、十分注意してたんですけど、籾を積んだ状態で路側にハマってしまったんです。実は横の草の部分は水路でコンバインで引っ張り上げようか迷ったんですが、こんな時は自力で脱出しないで直ちに助けを呼ぶのも一つの方法なんですね。ロードサービス佐倉さんありがとう。
こんなハプニングもありましたが無事終えることが出来ました。シャンシャン。