寺崎八十四石米

地産地消に向け、美味いと評判を呼んだ地元の米を「八十四石」の名とともに蘇らせるため、見える米づくりを紹介していきます。

オーガニック田の稲を刈りました

2024-08-27 21:12:41 | 米づくり
八十四石の稲刈りもだいぶ進みました。
本日、ことし我が家の一部の水田では農薬・化学肥料を一切使わないで試験的に挑みました。
そのオーガニック田(自称)の稲を刈りました。
あと1~2日日光を浴びせてあげたかったんですけど、台風の影響もあることから決行しました。

除草作業は、ほんと手間がかかりました。
そのあとのカメムシ対策ではミントを移植してみたりと、おまじない程度にしかならなかったかな・・・?!

雑草が伸びてて見づらいですがこの中にペパーミントがいます

けれど、すべてが初めての挑戦なんで結果をみながら来年の参考にしたいと思います。

そして稲刈りはじめると、たくさんのツバメがまたやって来たんです。
田植え後にも見られた光景、なんだか応援してくれてるようで嬉しくなりましたよ!
 
またイナゴを含む虫たちも多く観られました。
私からすれば、イナゴは害虫でない。日本人が昔から食していた昆虫です。コオロギ食べるのだったら・・・、分りますよね!

初日の稲刈りは・・・

2024-08-24 22:25:27 | 米づくり
八十四石ではすでに収穫がはじまってます。
今日の天気は晴れ、いよいよ我が家も稲刈り開始です。

義弟のコバちゃんが助っ人に来てくれて4反の刈取りを目標にスタートしました。
一杯になった籾を運搬してる間、コバちゃんが刈取りしてくれるので時間のロスが少なくなって助かります。

そして順調順調と思ってたら、2回目の籾を運び終えたあと南の空が怪しくなってきました。
暗くなっててイヤな予感がしたんです。

すぐさまブルーシートとゴムロープを持ってに田んぼに戻り、コンバインに掛けてやると・・・
日差しがあって明るかった田んぼの天気が急変。
ものの5分ほどでこのような雨になりましたよ。
予感的中、各地で問題の、ときには豪雨となってしまう突然の雨、油断禁物です。

かなり強かった雨もおよそ30分くらいで回復。
これだけ降るとさすがに継続はできません。

悔しいですが結局、目標の半分ほどの稲刈り1日目となってしまいました。残念!

とうとう倒れてしまいました

2024-08-17 22:07:53 | オーガニック米に挑戦
昨日の台風7号接近によって、とうとう我が家の自称オーガニック田(無農薬・無化学肥料)の稲が倒伏してしまいました。

ちなみにオーガニック、無農薬、有機栽培などの言葉は、安易に使うことはできないので、販売時の表示には十分注意します。

なんとか稲穂が地面についてないことが救いですが、もう一度大きな雨に見舞われたらアウトかも・・・。
来年は基肥の鶏ふんの量を減らしてみます。


そんな中、台風前と本日ヒエ刈りやりました。

除草剤を使わないとこんなにも雑草が発生することを身を以て知りました。

この程度のヒエを10回以上切り出したものの、まだまだ潜んでいる様子。
もう少しヒエ除去に時間がかかりそうです。

それでもオーガニック田を増やすことはあっても減らすことは考えていません。
無理?いいえ、この八十四石全体に広まるよう望んでいるのですが・・・。

もうすぐ稲刈り

2024-08-11 22:45:45 | オーガニック米に挑戦
稲穂は黄色味が増してきました。
佐倉市でも比較的早い八十四石の稲刈り、この分だとあと一週間もすれば早稲米の収穫がはじまりそうです。
昨日、揚水の供給が終了、これから地固めに入ります。
本来、稲刈り近くまで適度に水が湿っているくらいがコメにはいいようですが、コンバインでの刈取り作業を容易にするためです。
ウチのコシヒカリは例年どおり25日前後となる見込み。



そして水田をまわっているとイナゴの幼虫を発見!
ことし我が家では、耕作するすべての田んぼをネオニコフリーにしたことによるものなのか・・・?

イナゴは稲の葉を食べしまう害虫といわれているけれど、なぜか懐かしく嬉しくなりました。

出穂後の草刈り

2024-08-05 20:08:44 | オーガニック米に挑戦
畦の雑草がかなり伸びてて管理が疎かに見えますね?
実はこれには理由があるんです。

この田んぼ右側が慣行栽培、左が今回挑んだオーガニック(無農薬・無化学肥料)栽培で作付けした稲です。

よく見比べると左側のオーガニック田、稲の丈が長く傾きかけています。

穂はけっこう長く重みがあるように感じます。
やっぱり基肥に有機肥料として投入した鶏ふんの量が多すぎたのか?倒伏してしまう不安が拭えません。

また水田内の一部では沢山のヒエがそびえてます。
それでも2回除草機を使ったほか、手作業で草取りした甲斐もあってこの程度で済みました。

まあ覚悟はしてましたけど・・・、このあと水が切れて田面が固まったらヒエ刈りする予定です。


さて本題、出穂後はじめての草刈り。
勤めしながら兼業でやってたころは全く気にしてなかった畦の草刈り、伸びたら刈るの繰り返し
もっとも、しょっちゅう伸びすぎてから刈ってましたけどね。

ところが、この草刈りのタイミングでカメムシ被害を低減できるのだとか。
その根拠として、もともとカメムシは稲化の雑草が好みで住み着いている。
そして稲の穂が出る前後2週間に草刈りすると、住みかを失ったカメムシは水田に入って、まだミルク状のコメを針のようなくちばしでチューチュー吸って黒い斑点米にしてしまうのだそうです。

そこで穂が出るころを見計らって草刈りを済ませ、約一ヶ月間、穂が出た後も刈らずにいたんです。

こうして3年前から草刈りをやっていますが、今年はすべての水田でカメムシ駆除農薬を使わないので、特に時期を外さないよう注意しました。

稲たちも雑草に囲まれてさぞ暑かったろう・・・、これで少しは風通しも良くなって高温障害も防げるかも!?



ところでこの畦の草刈りは気を遣いました。
カメムシ除けとして、畦に臭いを嫌うとされるミントを植えたんです。

見づらいですが右がペニーロイヤルミント、左が香りが強いとされるペパーミント。

草を高めに刈ってやれば気にしないで作業できる丈が短いペニーがいいようです。

ミントは繁殖力が強いといわれてますが、移植後数ヶ月ではこの程度、畦全体に広がるには相当期間を要するようです。