寺崎八十四石米

地産地消に向け、美味いと評判を呼んだ地元の米を「八十四石」の名とともに蘇らせるため、見える米づくりを紹介していきます。

なんと豪快に・・・!

2024-02-25 19:20:00 | 米づくり
おかげさまで「八十四石米」も口コミでお客さんが増えてきました。同時に新しいお客さんからは、「完全なオーガニック栽培はできないまでも、近づけることはできませんか?見合う価格でいいので・・・」、と要望がけっこうあるんです。

これまで農薬を減らしたり有機肥料を混ぜたりはしてきたものの、化学肥料に頼った慣行栽培からの変更は容易ではありません。
雑草対策の労力いわゆる人件費や気候変動による減収が気掛かりです。
でも、より安心・安全なコメ作りに挑戦してみようと、先ずは一枚の田んぼで試験的に始めています。

前の投稿で紹介したこの田んぼ、10年ほど前から米ヌカを散布してきました。

そして昨年からは有機肥料として鶏ふんを投入、すると収量がUP、穫れすぎるコメは食味が落ちると言われていることもあって危惧してましたが、お客さんからは高評価をもらってます。
今年はさらに化学肥料を減らして有機肥料を増量しようと思考中です。


そんなとき、豪快に米ヌカを撒いてる農家を発見!
となり村の太田地区でコメ作りしているタナカさんです。

フレコン(フレキシブルコンテナ)通称トン袋に溜めた米ヌカをこれでもか!というくらい散布してるではありませんか!

タナカさんの説明によると、この30aの水田にフレコン2袋を散布、そしてなんと化学肥料を3~4割削減に加え、農薬も抑制し「千葉エコ」認証のコメ作りをしているとのことです。

村の仲間にオーガニック呼びかけも「コメ安いのに、そんな手間掛けられねっぺよ」と言葉が返ってくるなか、こんな身近に意見が一致する農家がいたとは・・・。タナカさんは、お互い安全・安心でおいしいコメ作りに向け、情報を共有しますよと言ってくれたのでした。
なんて心強いお言葉!よろしくお願いします。

大急ぎ・・・

2024-02-18 21:45:06 | 米づくり
2月に入って、とうとう罹ってしまいました。行動範囲はバイトの他コンビニ行く程度だったんですけどね。数十年ぶりの39.5°の高熱に見舞われました。バイト先で感染者が出なくて良かったです。

そして田んぼはというと、先週の雨と雪でグチャグチャ状態が続いてまして、おまけにあさって火曜からしばらく傘マークがついてるじゃーないですか。

明日はバイト休めないし、今日中に残ってる2回目の耕運を完了させねばとトラクターを出動させました。

この田んぼ、何度かブログで紹介してきましたが、チョットだけ手間をかけています。
7~8年、いや10年くらいなるか?米を精米したときに出るヌカを撒いてきたんです。

先週3回目の米ぬか撒き


一週間後の今日の状態

昨年はオーガニックに関心が湧いてきまして、化学肥料を減らして鶏ふんを投入してみました。
収量はというとかなり増えたんですが、穫れすぎると味が落ちるなんて言われてるので、少し複雑な気持ちになりましたけど、より安心・安全なコメ作りに挑戦中です。
そして昨秋にはもみ殻を撒いてやりましたが気休めにすぎないか?



それにしても最近の気になる農業関連の法案記事。

コメ、小麦、大豆などが不足する食料危機時に政府が供給目標を設定して農家に増産計画の届け出を指示できる。従わないと20万円以下の罰金が科される?


輸入相手国へ投資促進する?
こんな法案以前にやることあったんじゃない?
いつの世も百姓は生かさず〇さずなんですかね?離農するスピードが増さないことを祈るばかりです。