我が村の主な作付け品種はコシヒカリ。
コシヒカリよりも早く収穫できる“ふさこがね”の刈取りを終えた農家がいます。
耕作規模が大きい農家の一人サダオ先輩です。
「ふさこがね」は、千葉県で独自に開発された品種で、粒が大きく冷めても硬くなりにくいのが特徴。おにぎりなどお弁当に向いています。
なぜ主流のコシヒカリの他に“ふさこがね”を作付けしているかというと、同品種だと刈り遅れる懸念があるからです。
刈り遅れるとコメの乾燥が進んで同割れしたり品質低下を招きます。
種蒔きをずらして2度する農家もいますが、サダオ先輩は早く収穫できる“ふさこがね”を作付けして時期をコントロールしてるんです。
そしてこのあとコシヒカリの収穫を迎えます。
今回、顔を出さなければとの条件で写真に収めさせてもらいました。
先輩はこだわりの育苗と田植えを行なっている研究熱心で職人気質な人。
決して自分からPRやセールスすることはしません。ほとんどのコメは業者やJAに引取ってもらっているんです。
そんなサダオ先輩の八十四石米を多くの方に紹介したい。農家と繋がってもらえるプロセスを現在思案中です。