バタンガス州カラタガン半島の付け根「ナスブ」から、半島沿いに試験ダイブを繰り返しながら探るも良い場所が出て来ない。偶然知り合ったフィリピン人インストラクターが、良かったら見に来いと言う話になった。結局彼(マニー)とは、彼が死ぬまでの付き合いとなった。見た目「スペイン風貌」聞くと親父はスペイン人、やっぱ顔付が違ってた。彼のジープニーで向かったのは「リグポ島」はっきり言って前の場所より恵まれている。やっぱ島は良いなーと少し浮かれた。この島の持主はフィリピン人弁護士で奥さんはドクター。マニーに合流する事も快諾してくれた、ゲストが増えるのはお互いにプラス。やはり両者がプラスになるのが、動きやすい。しかし「宿泊設備」が限られていたのが唯一残念な点だった。それから6ヶ月間は近くのリゾートに部屋を借りたりしながら運営して行った。フリーで手伝ってくれていたガイドから、アニラオにリースできる場所が在ると情報を持って来た。そこに絡んでいたのはマニーの友人である事が判り、話は直ぐに決まった。ジプシーダイバーがやっとスタートに立てた。ttps://siestacasajapan.com/
かき集めた費用を無駄に出来ないプレッシャーと共に、開催地のセブ(マクタン島)に降り立った。コースディレクターはティム(アメリカ人の元軍人)、何かテレビに出て来そうな「イメージ通り」の人。欧米系5人、フィリピン2名、日本人2名。すったもんだはあったものの、フィリピン人1名を除いて他は合格。彼等のその後、アメリカ人1名は「セブシャングリラ」でダイブショップ、フィリピン人1名は地元ダバオの有名リゾートでショップ、日本人1名はセブで「スクーバカレッジ」を設立、一度だけ訪ねた(現在も在るか否かは不明)。何とか、結果が出てバタンガスの「ショップ」に戻った。しかし、トラブルは起こった。講習生も増えて行ったにも関わらず、オーナーからの支払いが遅延、さらに遅延の情勢となり、施設側でも「スタッフ辞職」「食材不足」「マリーナ用ガソリン不足」。結局出て行かざるを得なくなった。原因はオーナーの投資失敗(土地投機)。悲しきインストラクター放浪の旅が始まった。続く。ttps://siestacasajapan.com/