みなさん、こんにちは。
きょうのプリントは《寒来暑往 秋収冬蔵》です。
そしてブログでは「往」の字に注目したいと思います。
漢字の成立ち辞典(加納喜光著、東京堂出版)によると、往にふくまれる「王」には「大きく広がる」というイメージがあるそうです。そのため、
往 彳(いく)+王(大きく広がる)+止(足の形) どこまでもどんどん足をのばして進む。
狂 王(どこまでもむやみに進む)+犬 犬が狂って走りまわる。
旺 王(大きく広がる)+日 さかん。旺盛。
匡 王(むやみにのび広がる)+匚(枠) のび出ようとするものを枠で抑える。ただす。
となるそうです。
リンク先のプリントですが、岩波文庫の千字文で旧字で表記されている字は、書き取りの下段で、できるだけ旧字にしています。
できるだけ、というのは、私のマックで変換できたものは旧字にしている、という程度の話です。
べつに旧字を書けなくてもいいと思いますが、知っておいて損はありません。
なお、このプリントは千字文(岩波文庫)、漢字源(学研)などを参考にしてつくりました。
小学生のお子さんがいるお知り合いの方がいたら、よければこのブログを紹介してください。
みなさんのリアクション、お待ちしています。