小学生のための 千字文漢字練習プリント

古代の中国で生まれた千字文で漢字を学ぶプリントです。
1日20分ぐらい。親子で取り組んでみてください。

29・30 愛育黎首 臣伏戎羌

2022年01月19日 | 千字文

 みなさんこんにちは。

 きょうは《愛育黎首 臣伏戎羌》のプリントをアップしました。

 このプリントをつくりながら「漢字って、うまくできているなぁ」と思うことしきりです。

 たとえば黎。黎明(明け方。物事が始まる前のとき)という言葉があるので(書けませんが)知ってはいました。

 プリントをつくるために辞書をひいてみると、黎は黒いという意味だと書いてます。なるほど、暗い夜が明けるから黎明なんですね。

 もう一つ。首は髪の生えている頭を描いた形で、胴体からのびた形になっていることから、「ある方向にのびていく」というイメージになるそうです。

 ですから、

 道 ある方向にのびていく→みち。

 導 道+寸(動作を示す符号)で、先頭に立って手引きする。

 という意味になるそうです(漢字の成立ち辞典。加納喜光著)。

 ただ、いろんな辞書をめくると、まったく違った解釈をみかけることもあります。どれが正しいかというよりは、より腑に落ちる解釈を娘に教えています。

 リンク先のプリントは、千字文(岩波文庫)、漢字源(学研)などを参考につくりました。小学生のお子さんがいるお知り合いの方がいたら、よければこのブログを紹介してください。

 みなさんのリアクション、お待ちしています。