みなさん、こんにちは。
今回は《容止若思 言辞安定》のプリントをアップしました。
そしてブログでは「思」に注目してみました。
漢字の成立ち辞典によると、「思」の上のパーツは赤ちゃんの頭を描いた囟(シン)という形だそうです。
骨と骨のあいだは脈拍とともにひくひく動き、押すとやわらかく、狭い隙間なので、囟は、
「ひくひく動く」
「すきまが小さく細い」
「やわらかくふわふわしている・軽い」
といったイメージがあるそうです。
ここから、
思 囟(細かい)+心で、細々と心で思うさま。
偲 細々とつとめ励むさま。
鰓 えら。細いすきまをひくひくさせる。
腮 人の顎の細い部分。
となるそうです。
ちなみに漢字源によると、
思 細やかに物をおもう。
念 心中深くおもう。
想 ある対象に向かって心でおもう。
憶 さまざまにおもいをはせる。
懐 心の中におもいを抱く。
慮 次から次へと心を配る。
虞 あらかじめ心を配る。
というちがいがあるそうです。
ふりかえってみると、意識してなくても、なんとなく使い分けができているような気もします。
リンク先にあるプリントは千字文(岩波文庫)、漢字源(学研)などを参考にしてつくりました。
子どもが漢字を身につけるのに役に立つと思います。小学生のお子さんがいるお知り合いの方がいたら、よければこのブログを紹介してください。
みなさんのリアクション、お待ちしています。