みなさん、こんにちは。
千字文で漢字を学ぶプリントです。
お父さんやお母さんに習いながら音読したり、書いたりして、なんとなくでいいので漢字に馴染んでいきましょう。
そしてブログでは「根」に注目してみました。
漢字の成立ち辞典(加納喜光著)によると、根にふくまれる「艮」は易の卦の名で、動きがとれないさまを象徴しているそうです。
ここから、艮をふくむ字には、
「いつまでもじっと残る」
「じっと動かない」
というイメージがあるといいます。
根 艮(じっと跡が残る)+木 いつまでもじっと止まって跡を残す木の根。
眼 艮(いつまでも残る)+目 頭蓋骨にのこる目玉を入れる穴。転じて、見分ける力。眼識。
恨 艮(いつまでも傷跡が残る)+心 いつまでも悪感情が残るさま。
限 艮(いつまでもあとが残る)+阜(盛り土) 盛り土をして、いつまで残る境界をつくる。限界。
銀 艮(いつまでもあとが残る)+金 はめ込み細工で、はめ込んで後にのこる金属。
墾 艮(いつまでも残る)+豚+土 豚が深く噛んで歯の跡をつけるさま。荒地に深くくわを入れるさま。
懇 艮(いつまでも残る)+豚+心 心を細かくかみくだくさま。
痕 傷跡。あと。血痕。
齦 ギン。歯茎。歯の根本。
艱 辛いこと。傷跡。艱難。災害で動きが取れないさま。
となるそうです。
艮が跡、というのは、字を見るとわかりやすいですね。
リンク先にあるプリントは千字文(岩波文庫)、漢字源(学研)などを参考にしてつくりました。
子どもが漢字を身につけるのに役に立つと思います。小学生のお子さんがいるお知り合いの方がいたら、よければこのブログを紹介してください。
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