つれづれなるままに

恐れ多くも、兼好法師のような文才はありませんが、日常の出来事を「ブログ」に表現できれば幸いです。’05.01.27.大安

◆洞爺湖サミットを終えて

2008-07-10 10:53:14 | Weblog
北海道洞爺湖サミットの記念撮影で勢ぞろいした各国首脳。(左から)ベルルスコーニ伊首相、ハーパー加首相、メドベージェフ・ロシア大統領、ブッシュ米大統領、福田首相、サルコジ仏大統領、メルケル独首相、ブラウン英首相、EUのバローゾ欧州委員長=8日午後0時23分、北海道洞爺湖町、山本壮一郎撮影(朝日新聞より借用)

主要国(G8)と中国、インド、ブラジルなどの新興国(14カ国)計22首脳による洞爺湖サミットは、3日間の開催を終えて、昨日閉幕した。

昨年のドイツ・サミットで打ち出された「50年までに世界の温室ガスを半減」という数値目標は示されなかったが、新興国も含めて長期目標は共有された。今後、国連の場でも協議される事になった。

近年、アフリカの砂漠拡大、オーストラリヤの旱魃、米国の巨大な竜巻、北極圏の流氷の減少など、CO2対策の遅れから温暖化現象による異変が各地で起きている。この地球の悲鳴にやっと各首脳が動かされたというべきか。

また、原油価格の高騰に端を発した、食糧の値上がり、そして農業生産国の輸出規制は、アフリカ各地の貧困に拍車をかけた。初日にアフリカ7カ国首脳とともに「開発・アフリカ」を議論したのも納得だ。

北朝鮮問題も核放棄の実行と併せて拉致を強く求めた。

原油、食糧価格高騰から世界的なインフレが進む中、各国は夫々利上げ、為替相場、景気対策のジレンマを滲ませた。

サブプライムローンに端を発した世界経済は、世界を駆け巡るファンドに振り回されたいる。今後、各国はファンドの運用規制強化を余儀なくされるだろう。

アダム・スミス(1723-1790)当時の市場経済(財とサービスの交換を、貨幣を通して成り立つ社会)に郷愁を覚える。温室ガス問題もファースト・ライフに起因する。先週投稿した、水郷での舟遊び。スロー・ライフにも同様な郷愁を覚える。

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