「郵政民営化を堅持し推進する集い」に出席した(左から)安倍元首相、中川秀直元幹事長、小泉元首相ら=9日午後、東京・永田町、河合博司撮影
9日全国3紙(朝日、読売、毎日)朝刊が、麻生内閣の支持率(21~22%)急落を伝えた。
浜千鳥ブログは、再三再四(9/2,9/22、9/24、10/5、10/30、11/5、など)自民党の衰退振りを指摘し、忠告してきた。
原因は小泉政権誕生まで遡る。
「自民党をぶっ潰す」「霞ヶ関改革」を叫び、郵政民営化をはじめ境界無き改革に着手した。
国民も「痛みを伴った改革」にも拘らず、「世直し」を期待し、また、「失われた10年」の国内景気回復に成功し、小泉政権は終始高支持率に支えられていた。
しかし、2006年9月、自ら政権を下り、安倍氏にバトン・タッチした。
言い換えれば、マタイ伝に「新しい酒は新しい皮袋に盛りなさい」とある。新しい酒(構造改革)を古い皮袋(自民党)に盛った故の限界を感じつつ「小泉交響曲」は未完成で終演した。
その後、小泉氏が託した安倍(06/09)、そして福田(07/09)、麻生(08/09)と、全て二代目の「坊ちゃん総裁」が、選挙の禊(みそぎ)を得ずに、たらい回しに国政の最高責任者である総理大臣を歴任し、安倍、福田氏は一年後にそれどれ政権を放り出し、政界のプリンス、自民党の人気回復の切り札と持ち上げられた少数派閥の麻生太郎氏が、解散選挙管理内閣(大方の年内解散を前提に)として、去る9月に誕生した。
安倍政権下の参議院選挙で大敗し、参議院は過半数を自民・公明以外の民主党と野党が占め、(衆議院は自民・公明の連立政権で三分の二の議席を有しているが)以後ねじれ国会が続いている。
それでも尚、麻生総理は非常時の空白国会回避を主張し、自身の人気下落、選挙大敗を恐れて、延命策を労している。
「自民党をぶっ潰す」「霞ヶ関改革」を叫んだ小泉氏には、自民・公明連立政権に、政策の禅譲ができなかった上に、その後、小泉改革の後退が見られる事や、政治の空白責任もある。
小泉改革で大きな痛みをもろに受けているのは国民であり、「小泉交響曲」未完成に、生活の苦労を強いられている国民の怒りは頂点に達している。
例えば、
★道路特定財源の一般財源化09年度からの実施は族議員の主導で8割を道路整備に充てる「交付金」を新設し空文化。
★後期高齢者保険制度の廃止を含む見直し
★障害者自立支援法の廃止を含む見直し
★介護保険制度の対応
★成年後見制度の本格的運用に伴う第三者後見など受け皿と、関係する法律などインフラ整備の遅れ
★年金制度の見直し
など、生活に直結する諸問題が、国民の不安を駆り立てゝいる。
平行して、自民党の4割を占める官僚出身議員や55年体制で誕生した「族」議員と、官僚政治(55年体制)からの脱却を志す6割の自民党員の亀裂は避けられそうもない。
自民党の経済論争を要約すると:
★財政出動による景気対策を主張し、財政再建は先延ばしすべきだとする「財政出動派」(麻生太郎)
★財政健全化のための増税を主張すると共に、短期的な財政出動に理解を示す「財政再建派」(与謝野馨)
★構造改革の続行と歳出カットで財政健全化を目指す「上げ潮派」(石原伸晃・小池百合子)
★3者の中間的な立場を取る石破茂。
「財政出動派」と「財政再建派」は政策面の調整や妥協が図りやすい素地がある。景気回復のために政府が財政を使って経済に介入するべきだとの考えであり、共に「大きな政府志向」である。麻生政権に代わって、「上げ潮派」が退潮気味だったが、度重なる失言、政策のぶれ、漢字が読めないなど、素人受けする失政?で、「郵政民有化」推進派でもある「上げ潮派」が中川秀直元幹事長が中心となって、小泉元首相も久し振りに表舞台に登場し、冒頭の写真となった。勿論、「霞ヶ関改革」を訴える「上げ潮派」は地方行政重視の「小さな政府」志向である。
※米国は共和党政権では「小さな政府」志向だったが、オバマ民主党政権は「大きな政府」(歴史的にも)志向である。それゞ一長一短があるが、北欧型の福祉国家を目指す場合、「小さな政府」の方が、各地方の特性を取り入れたきめ細かい対応が可能と考える。
「霞ヶ関解体」可能な政党を私どもは期待している。
目標の二大政党への道はまだまだ険しいが・・・・・。
要約すれば、小泉内閣は華々しく、行政改革(霞ヶ関改革)に風穴を開けたが、続く安倍、福田政権は霞ヶ関省庁や各族議員の厳しい抵抗に屈し、政権を放り投げ、麻生氏は「霞ヶ関は敵ではなく協力者であり、使いこなすのが永田町である」趣旨の発言をして、力を得た反改革派は道路特定財源の一般財源化はじめ税制改革など、改革の骨抜きが始まった。麻生内閣自信が自民党の公約である「行政改革」の幕引き役を引き受け、行政の空白を生んでいる。
9日全国3紙(朝日、読売、毎日)朝刊が、麻生内閣の支持率(21~22%)急落を伝えた。
浜千鳥ブログは、再三再四(9/2,9/22、9/24、10/5、10/30、11/5、など)自民党の衰退振りを指摘し、忠告してきた。
原因は小泉政権誕生まで遡る。
「自民党をぶっ潰す」「霞ヶ関改革」を叫び、郵政民営化をはじめ境界無き改革に着手した。
国民も「痛みを伴った改革」にも拘らず、「世直し」を期待し、また、「失われた10年」の国内景気回復に成功し、小泉政権は終始高支持率に支えられていた。
しかし、2006年9月、自ら政権を下り、安倍氏にバトン・タッチした。
言い換えれば、マタイ伝に「新しい酒は新しい皮袋に盛りなさい」とある。新しい酒(構造改革)を古い皮袋(自民党)に盛った故の限界を感じつつ「小泉交響曲」は未完成で終演した。
その後、小泉氏が託した安倍(06/09)、そして福田(07/09)、麻生(08/09)と、全て二代目の「坊ちゃん総裁」が、選挙の禊(みそぎ)を得ずに、たらい回しに国政の最高責任者である総理大臣を歴任し、安倍、福田氏は一年後にそれどれ政権を放り出し、政界のプリンス、自民党の人気回復の切り札と持ち上げられた少数派閥の麻生太郎氏が、解散選挙管理内閣(大方の年内解散を前提に)として、去る9月に誕生した。
安倍政権下の参議院選挙で大敗し、参議院は過半数を自民・公明以外の民主党と野党が占め、(衆議院は自民・公明の連立政権で三分の二の議席を有しているが)以後ねじれ国会が続いている。
それでも尚、麻生総理は非常時の空白国会回避を主張し、自身の人気下落、選挙大敗を恐れて、延命策を労している。
「自民党をぶっ潰す」「霞ヶ関改革」を叫んだ小泉氏には、自民・公明連立政権に、政策の禅譲ができなかった上に、その後、小泉改革の後退が見られる事や、政治の空白責任もある。
小泉改革で大きな痛みをもろに受けているのは国民であり、「小泉交響曲」未完成に、生活の苦労を強いられている国民の怒りは頂点に達している。
例えば、
★道路特定財源の一般財源化09年度からの実施は族議員の主導で8割を道路整備に充てる「交付金」を新設し空文化。
★後期高齢者保険制度の廃止を含む見直し
★障害者自立支援法の廃止を含む見直し
★介護保険制度の対応
★成年後見制度の本格的運用に伴う第三者後見など受け皿と、関係する法律などインフラ整備の遅れ
★年金制度の見直し
など、生活に直結する諸問題が、国民の不安を駆り立てゝいる。
平行して、自民党の4割を占める官僚出身議員や55年体制で誕生した「族」議員と、官僚政治(55年体制)からの脱却を志す6割の自民党員の亀裂は避けられそうもない。
自民党の経済論争を要約すると:
★財政出動による景気対策を主張し、財政再建は先延ばしすべきだとする「財政出動派」(麻生太郎)
★財政健全化のための増税を主張すると共に、短期的な財政出動に理解を示す「財政再建派」(与謝野馨)
★構造改革の続行と歳出カットで財政健全化を目指す「上げ潮派」(石原伸晃・小池百合子)
★3者の中間的な立場を取る石破茂。
「財政出動派」と「財政再建派」は政策面の調整や妥協が図りやすい素地がある。景気回復のために政府が財政を使って経済に介入するべきだとの考えであり、共に「大きな政府志向」である。麻生政権に代わって、「上げ潮派」が退潮気味だったが、度重なる失言、政策のぶれ、漢字が読めないなど、素人受けする失政?で、「郵政民有化」推進派でもある「上げ潮派」が中川秀直元幹事長が中心となって、小泉元首相も久し振りに表舞台に登場し、冒頭の写真となった。勿論、「霞ヶ関改革」を訴える「上げ潮派」は地方行政重視の「小さな政府」志向である。
※米国は共和党政権では「小さな政府」志向だったが、オバマ民主党政権は「大きな政府」(歴史的にも)志向である。それゞ一長一短があるが、北欧型の福祉国家を目指す場合、「小さな政府」の方が、各地方の特性を取り入れたきめ細かい対応が可能と考える。
「霞ヶ関解体」可能な政党を私どもは期待している。
目標の二大政党への道はまだまだ険しいが・・・・・。
要約すれば、小泉内閣は華々しく、行政改革(霞ヶ関改革)に風穴を開けたが、続く安倍、福田政権は霞ヶ関省庁や各族議員の厳しい抵抗に屈し、政権を放り投げ、麻生氏は「霞ヶ関は敵ではなく協力者であり、使いこなすのが永田町である」趣旨の発言をして、力を得た反改革派は道路特定財源の一般財源化はじめ税制改革など、改革の骨抜きが始まった。麻生内閣自信が自民党の公約である「行政改革」の幕引き役を引き受け、行政の空白を生んでいる。
*全く不可解、迷走、危険あふれる、あきれる政治!
君子、日に3変するー の高邁な活動でなく、
その場限りの、思いつき、でまかせ、無責任政治!
全くあきれ返ります。 ノンポリの私もさすがに
ズット頭にいています。
*やはり、泥まみれの経験者でないと良い政治家は 生まれませんね。
*まさに今は、大変化のピンチを、世直しのチャンス に変える千載一隅の時!
*二,三百年前のあの〔一揆〕をならって、自分達の 生活防衛をはかり、亡国へのスリップの歯止めを 実行する時か!、