つれづれなるままに

恐れ多くも、兼好法師のような文才はありませんが、日常の出来事を「ブログ」に表現できれば幸いです。’05.01.27.大安

◆三紙のコラムから・2/3(日)朝刊

2008-02-03 10:20:52 | Weblog
ネロイフィヨルド(ノルウェー)

★「天声人語」(朝日):夫婦げんかをする家庭と、感情を押し殺して我慢しあう夫婦の家庭を、ミシガン大学(米)の研究者が、192組・17年追跡調査結果、我慢しあう夫婦は、言い争って解決しようとする夫婦の倍の死亡率だった、そうだ。
夫婦喧嘩の絶えない我が家は、ほっとした次第。

★「春秋」(日経):科学を根拠に、オーストラリアも米国も政策転換を始めているが、温暖化ガスの排出権取引の導入を渋るなど、日本は及び腰とみられている。科学が軽んじられる不思議の国という評判らしい。税制でも環境でも、論理と帰結の間に、情実や既得権益がきっと山ほど挟まっているのだろう。
同感である。不祥事続きの制度疲労には、公務員改革を進め、それに応じた政治改革が必要だ。この点、福田政権には疑問符が付く。

★「編集手帳」(読売):「習字の練習をするので、家から新聞を持ってくるようにと先生が話したら、新聞を家で購読していない子がいたというので、うちの子に余分に持たせてやりました」◆ある主婦の、このような話がラジオで紹介されていたと知り合いから聞いた。最近は、新聞を読んでいない若者が珍しくないという。その延長で、結婚して子どもが生まれても、新聞のない生活を続ける人はいるのだろう。
家庭のしつけが後退する中、教育環境も家庭の中からも破壊されているのではないか。過日の報道の中で、国際的な学習到達度調査(PISA)で、フインランドが1位(スカンジナビアの国々は上位にランクされていた)、日本は26位だったと記憶している。教育改革が叫ばれる中、問題は深刻だ。因みに、福祉大国の国々、フインランド、スエーデン、ノルウェー、デンマークの国々は、近年IT産業で財政も堅調、原油埋蔵量の多いノルウェーでは、生ごみからエタノールを醸造して、資源の蓄積に努めている。重要な食物であるトウモロコシでエタノールを生成して、世界の穀物市場に混乱を巻き起こしている市場経済大国のアメリカ。ここで、わが国の将来あるべき姿を真剣に考えたい。


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1 コメント

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子供の教育 (uguisuda)
2008-03-05 23:32:15
最近のIT革命の驚異的な進歩で便利な世の中になってきた。特に携帯の進化はすさまじく子供にとっては必要不可欠なツールだ。一方、ITの進化に逆比例して退化して来ていることも多い。つい最近まで知らない所に行くには地図を見たり案内書みたり活字を見ながら頭で考えることが普通であったが今ではカーナビ、ネット路線案内等、考えることが極端に減ってきている。考えることが子供の教育の原点であったと思うがこの辺からもITの弊害もあること認識した教育が必要であろうか。
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