小泉純一郎首相は31日、第3次小泉改造内閣を発足させる。内閣の要となる官房長官に初入閣の安倍晋三氏を起用。麻生太郎氏を外相に横滑りさせ、谷垣禎一氏を財務相留任とした。経済財政・金融担当相には与謝野馨氏が就き、竹中平蔵氏は総務・郵政民営化担当相に回った。首相は退陣を表明している来年9月の自民党総裁任期をにらみ政権の総仕上げを進めるとともに、安倍氏ら「ポスト小泉候補」を要職に配置して構造改革を競わせる体制を敷いた。
以上、日経新聞速報記事より
第三次小泉内閣
◆ 韓国メディア、安倍・麻生氏の起用を強く批判
31日の内閣改造について、海外メディアの反応は安倍官房長官と麻生外相の起用に集中した。特に韓国メディアは夕方のニュースで速報するなど高い関心を見せ、両氏の起用に異例とも思えるほどの批判を浴びせた。中国メディアは、両氏が小泉首相の靖国神社参拝を支持している、と紹介した。 韓国の通信社・聯合ニュースは「新内閣の特徴は、ポスト小泉候補を前面に配置し、アジア周辺国に神経を使わない強硬基調を維持した点だ」と要約。「強硬派で『妄言専門家』として知られる麻生氏と『超強硬派』の安倍氏の要職起用は、韓日関係の改善を難しくするだろう」と解説した。 同ニュースは、麻生氏の靖国神社参拝問題への態度や歴史認識を問題視し、かつて麻生氏が植民地統治下での創氏改名を「朝鮮人が希望してしたこと」と述べて物議を醸したことも紹介。「植民地時代、父親が1万余人の朝鮮人を炭鉱に徴用した会社を継いだ人物だ」として、福岡県で炭鉱を経営していた父親の故麻生太賀吉・元衆院議員にも言及して非難した。 また中国の国営新華社通信は、安倍氏と麻生氏の起用をそれぞれ英文配信の「至急電」として速報し、関心の高さを示した。中国語の配信では、安倍氏について「一貫して対外強硬姿勢を主張、小泉首相の靖国神社参拝を支持してきた若手」と紹介。麻生氏についても「同様に靖国参拝を支持している」と指摘した。 一方、入閣しなかった福田康夫元官房長官にも触れ、入閣の可能性が取りざたされていた「穏健派」で、起用が見送られたことに「人々が注目した」と伝えた。 またAP通信も「小泉首相は、遠慮なくものを言う保守派を主要な地位につけた」とした上で、「右寄り」の安倍氏と麻生氏の名前を挙げた。ロイター通信は「(官房長官任命によって)人気の高い安倍氏の首相後継候補としての立場が強まった」と伝えた。 AFP通信は、「靖国神社に参拝する保守派の麻生氏が外相に任命された」「麻生氏は、10月17日の小泉首相の靖国参拝を強く擁護した」と報じた。このほか英BBCのウェブサイトは「安倍氏の官房長官任命は、小泉首相が来年9月に退任した場合に後任となるのにいい位置につけたことを意味する」と伝えた。ラヂオプレスによると、31日のモスクワ放送は、今回の内閣改造は「小泉首相の後継者準備のための重要な段階と見なされている」として、安倍氏、麻生氏、谷垣財務相が有力候補と考えられていると報じた。以上、朝日新聞社速報記事より
以上、日経新聞速報記事より
第三次小泉内閣
◆ 韓国メディア、安倍・麻生氏の起用を強く批判
31日の内閣改造について、海外メディアの反応は安倍官房長官と麻生外相の起用に集中した。特に韓国メディアは夕方のニュースで速報するなど高い関心を見せ、両氏の起用に異例とも思えるほどの批判を浴びせた。中国メディアは、両氏が小泉首相の靖国神社参拝を支持している、と紹介した。 韓国の通信社・聯合ニュースは「新内閣の特徴は、ポスト小泉候補を前面に配置し、アジア周辺国に神経を使わない強硬基調を維持した点だ」と要約。「強硬派で『妄言専門家』として知られる麻生氏と『超強硬派』の安倍氏の要職起用は、韓日関係の改善を難しくするだろう」と解説した。 同ニュースは、麻生氏の靖国神社参拝問題への態度や歴史認識を問題視し、かつて麻生氏が植民地統治下での創氏改名を「朝鮮人が希望してしたこと」と述べて物議を醸したことも紹介。「植民地時代、父親が1万余人の朝鮮人を炭鉱に徴用した会社を継いだ人物だ」として、福岡県で炭鉱を経営していた父親の故麻生太賀吉・元衆院議員にも言及して非難した。 また中国の国営新華社通信は、安倍氏と麻生氏の起用をそれぞれ英文配信の「至急電」として速報し、関心の高さを示した。中国語の配信では、安倍氏について「一貫して対外強硬姿勢を主張、小泉首相の靖国神社参拝を支持してきた若手」と紹介。麻生氏についても「同様に靖国参拝を支持している」と指摘した。 一方、入閣しなかった福田康夫元官房長官にも触れ、入閣の可能性が取りざたされていた「穏健派」で、起用が見送られたことに「人々が注目した」と伝えた。 またAP通信も「小泉首相は、遠慮なくものを言う保守派を主要な地位につけた」とした上で、「右寄り」の安倍氏と麻生氏の名前を挙げた。ロイター通信は「(官房長官任命によって)人気の高い安倍氏の首相後継候補としての立場が強まった」と伝えた。 AFP通信は、「靖国神社に参拝する保守派の麻生氏が外相に任命された」「麻生氏は、10月17日の小泉首相の靖国参拝を強く擁護した」と報じた。このほか英BBCのウェブサイトは「安倍氏の官房長官任命は、小泉首相が来年9月に退任した場合に後任となるのにいい位置につけたことを意味する」と伝えた。ラヂオプレスによると、31日のモスクワ放送は、今回の内閣改造は「小泉首相の後継者準備のための重要な段階と見なされている」として、安倍氏、麻生氏、谷垣財務相が有力候補と考えられていると報じた。以上、朝日新聞社速報記事より
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