つれづれなるままに

恐れ多くも、兼好法師のような文才はありませんが、日常の出来事を「ブログ」に表現できれば幸いです。’05.01.27.大安

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2011-11-17 21:34:50 | Weblog
国会で演説するワンチュク国王

☆ブータン:

世界で唯一チベット教を国教とする、インドと中国に挟まれた南アジアにある国家(チベット人8割、ネパール人2割)である。

世界的に急速な近代化の速度をコントロールしつつ、伝統的な全体主義を維持し、国民総生産にかわる国民総幸福量という概念や、国民に対して民族衣装着用を強制するなど、スローライフを組み合わせて語られている。

過日、日本蝶類学会調査隊によって約80年ぶりに確認された、「幻の大蝶・ブータン・シボリアゲハ」も近代化をおくらせるスローライフの証左といえる。

国賓として来日中のワンチュク国王夫妻の民族衣装姿や国会講演の内容でも、「古きを訪ねて新きを知る」ような郷愁を覚える。

10月に結婚したばかりの国王夫妻にとって事実上の新婚旅行である。

3・11大震災に対しても100万ドルの義捐金を日本に寄付した親日家でもある。

☆TPP(環太平洋経済連携協定):

野田首相は13日のアジア太平洋経済協力会議(APEC・ハワイで開催)中に、カナダのハーバー首相とともに、TPP交渉入りをめざす考えを伝えた。

各国間の思惑や国内を二分する論戦は、今後の政局を左右しそうだが、APECの運営には、各国のTPP参加・協議は避けて通れない。

だから、TPP協議への参加に組しない議論はナンセンスの限りだ。

今後、TPP協議での担当大臣の交渉力など力量が問われる。

☆原発問題について:

これだけ問題を抱える原発は、現原発施設の寿命を機に閉鎖し、新設は十中八九不可能である。

ドイツに倣って脱原発、代替エネルギー開発を急ぐべき時期に来ている。原発については、米国やフランスに耳を貸すべきではない。

☆沖縄の基地移設問題:

具体的に腹案も持たずに、県外移設を公約した鳩山首相や民主党の面々は土下座して沖縄県民に謝罪し、当面、沖縄県内での移設を検討せざる得ない。

中国に軍拡や覇権主義に対抗して、最近豪州に米軍増強の話もあり、状況は逼迫しいる

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