私が 復員して 日々なすこともなく それこそ 夢も希望も失いかけていたとき
父が とつとつと話しかけた。今になって思えば 単純だったのだろう。
17才にして 大義をもてたと想った。正直 我々はアメリカは嫌いではなかった。
しかし、大義に殉ずるという わくわくとした気持ちが流れていた。
だから 猶父は 行く末を案じていたのかも知れない。
床の間から 小さな 桐の小箱を持ち出した。中には分土器というものが収められていた。
「いいか よく見ておけよ」 といいながら その器に水を注ぎだした。
あるところまでくると水があふれるように 成っていた。
このように 人間欲を出し始めると限りがない。 自分で自分の分限を知って
生活し みんな助け合ったら 理想郷ができる。
川の水が逆さに流れたり お日様が西から上がったりしない限り戦争に勝等が負けようが
この世のなかが 変わるはずがない。
之が父が夢見ていた桃源郷だったのだろう。
しかし、いまの日本は聡ではない。「幸福は自分の手でつかみとれ。」といっている・
其のにんげんたちの 犠牲になっているのが わが地球号である。
石油・石炭・をはじめとして地球が何十億年ついやして 作り上げた資源を 食いつぶしている。
それを先頭に立って旗振りしているのが 先進国といわれる国の姿である。
いまや地球は疲弊し、北極の氷山は音を立てて崩壊し 異常気象は国土を総なめにしていく
ほんとに嘆かわしいが、マスコミが政治家とつるんで 経済大国の 夢幻を追いかけているのだ
から なにわかいわんや。
御嶽山では50名をこす犠牲者が出た。巨大台風が立て続けに日本列島を襲う。
我々はもう少し いやもっともっと 自然に敬意を払うべきだ。
原発即時停止・・・・・・生活程度もアベノミクスの恩恵でだいぶ下がってきた。
朝の洗面を真水で洗うぐらいまでの辛抱をしなくちゃ。日本人よおごるな。
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