死の前に立って。

2016-09-14 09:05:23 | 大いに怒りの炎を燃やせ。

米寿を過ぎてみると 初めて自分の老いを知る。病院に通う都度 医者から

「いつから こんな風になりました。」と聞かれる。旗と困ってしまう。

いつからかと聞かれて困らないように 年表まで作ってあるのだが

真剣に見たこともないし 検証したこともない。ルーズでいられたのだ。

100才以上のお年寄りが 福岡市で200/e0超えて元気でイラッとやるそうだ。

テレビでそう言われると そのことが自分にも当てはまるのかなあと一時期は

おもった。しかしそうはいかないようだ。癒着が起こっている。体の中の臓器の癒着が起こっている。しかし、それはお医者様にもわかるまい。MRIでもわからないだろう。

わたしだけの感だから。先日テレビがしゃべっていた。人生最大の喜びは 多くの人に看取られて死ぬことだ。どこかの誰かが言っていたが、それはひとそれぞれだ。

死期を感じた像は 静かに群れを離れて密林の奥深く入っていって独りで死んでいくそうだ。

わたしはそのことを聴いてから その死がいかにも崇高で美的なものだと思った。

「鳥のまさに死なんとす。その鳴くや悲し。人のまさに死なんとす その言や善し。」

朝焼けも美しいが 夕焼けも美しいものだ。死も天の配剤であるから私の思うようにはならないだろう。なんにん人が訪れようとも死者には無縁のものかもしれない。

終末が来た。象のように人知れず仏のそばにまいりましょう。そして最期に善なる言わ残しましょう。星屑の一つにでもなれたら幸せ。


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