フォト俳句・天使の梯子

    時として見る天使のはしご
    まるで神の呼びかけのよう。

            花木柳太
   

干し柿

2020-10-28 20:03:51 | 俳句


 < 干し柿を食べてみたいと思う夜  花木柳太 >

 ( derrickcianoによるpixaboyからの画像)

 子供の頃はオレンジ色の干し柿を吊るしてある家庭が
 多かったが今となってはそんな風景はトンと見なくなった。
 干し柿はただただ懐かしい食べ物である。
 日本人は奥ゆかしい民族である。鳥の為に熟れた柿を少しだけ残しておく。

 みかんと同じで正月の食べ物でもあるのか。
 尤も餅も今では一年中売っている時代であるが・・
 
 今日も比較的暖かだったがこれで例年並みだという。
 ソフトバンクの優勝も決まったし、師走に向けて慌ただしくなったのか
 
 歳を取ると子供の頃の風景が切ないくらい懐かしくなる。
 農家の縁側に吊るされたオレンジ色の柿。
 その傍らにある色づいた柿の木。

 そんなものはその典型だ!

 

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吊し柿への思い (デ某)
2020-10-29 22:10:29
秋の夜長…しみじみと私の胸をうつ良い句です。
郷里から干し柿が届かなくなり
食べてみたい夜があり…自分で作り始めました。

妻も私も干し(吊し)柿が大好きですからね。 
柿をたくさん買ってきてベランダに吊します。
数十個…わくわくしながら吊します。

雨模様になると 部屋の中に取り込み
晴れてくると またベランダに出します。
面倒くさいですけど 結構!嬉々として…(笑)

まだ少し寒くなりきらないので 吊るしていません。
寒くなりきらないと 美味しくなりませんから。
11月に入ったら柿を仕入れ!に参ります。

かつては郷里の実家からたくさん届きました。
庭に渋柿の木がありましたからね。
良く出来たものを選んで!送ってくれていました。

父が亡くなり 母がグループホームに入り
そして昨年 遂にその柿の木も枯れてしまいました。
私の中から一つひとつ 故郷がなくなっていきます。
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自作の干し柿 (花木柳太)
2020-10-30 11:10:30
干し柿づくりを自分でするなんていいですねえ。
郷里から送ってもらっていたものは渋柿でしょうか
文面からは(完成品の)干し柿のようですが・・

父母はいいものですね。
何事も自分にょり先ずは子供の事を考えます。
母なども職場で出たお菓子を家までもって帰ってきていました。

私も父母共にもう亡くなりました。母は89歳まで生きました。
お母様は長生きですね。そっとグループホームで
専門家に見守られながら生活するのが良いでしょう。

昔の人は餅つきから味噌づくりまで家庭でやっていました。
田舎の事で昔はスーパーなどもない時代でした。
その点正月はハレの日でした。待ちどおしかったものです。

渋柿が吊るしておくと甘くなるのは不思議ですね。
テーブルの上に置いておくだけでも甘くなるようですが。
やはり、外の寒令にさらされてうま味が出るのでしょう。

郷里の柿の木が枯れてしまって・・
そうですね。何時までも枯れないで残っていてほしいものです。
淋しさ、、お察しいたします。

吊るし柿作り・・いい趣味になりそうです。
奥様とともにいい正月を迎えられそうですね。



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