5月20日(木)
朝、息子が犬の散歩に連れて行った
今日は体の調子も良いので思い切って長野の善光寺に行くことにした
今まで想いでも多い場所なのでためらっていたこともある、3年が過ぎ
逆につらいけど思い出に飛び込むことにした。
城山公園の駐車場に向かったが県立美術館が新しくなりオープンしたがその周辺の公園を整備しているようで工事中で時間がかかってしまった
公園から歩いて善光寺までは10分ほど
薄暗い本堂に入る
コロナの自粛で観光客は少ない
本堂に数十人の参拝客が正座していた
私は後ろから参拝しようと賽銭箱の前に立った、
賽銭を静かに入れて手を合わせた・・・・・その瞬間
ガンガンと双盤 (そうばん)の大音響の音が本堂に響いた
偶然の思ってもみなかった瞬間
まるで計ったかのように、この時に遭遇した
亡き妻の導きだったのだろうか
その時、私に駆け寄ってきた善光寺の紺の法被を着たスタッフが
「写真を持ってそちら側から参拝してください」
私は妻の名刺位の小さな写真の遺影を手にしていたことを見ていたのです
「今から左の緞帳(どんちょう)が上がり本尊が安置されてある厨子(ずし)がそこからご覧いただけます」と
ドンドンと大太鼓が打ち鳴らされ
二十人くらいの僧侶が般若心経の六百巻の転読で
読経が本堂に共鳴した
太鼓の合図で本尊の左の緞帳が上がり薄明かりで照らされた厨子
この位置からははっきりとは見えないが
胸に遺影を抱きしめ、
悲しいわけではないのに自然と涙がこぼれた
ありがたい気持ちと
感動で・・・・・・
およそ10分間
仏様の膝元にいたように感じた
帰って来て検索したら、ほぼ毎日行われている
「大般若会(だいはんにゃえ)」と「正午の開帳」
鐘の音が鳴り響く中、ご本尊の納められた厨子を
拝することができる
妻は20代の私と知り合った頃
この善光寺の仲見世のお土産屋で働いていたと聞いていた
屋号は「たきや」と言っていた
ところが「滝屋本店」と「㊇たきや」の同じ名前の店が二店ある
「滝屋本店」さんに思い切って店内に飛び込んだ
写真を見てもらったが何せ40年以上前の事
店員と話していたら店長が帰って来て
私の知る範囲の事を話したら
「もしかしたら丸八たきやさんではないですか」とのこと
もう一軒の「丸八 たきや」さんに
女性の店員さんが接客中で少し待ってから話しかけてみた
妻の名前と出身地、それに生前聞いていた当時のエピソードを話し遺影を見てもらった
この方は42年前にこちらの若旦那と結婚された女将さんだった
その前の事はわからないとの事でしたが
団体バスの駐車場までお客様を迎えに行って善光寺の境内を旗を持って観光案内したこと
そのお客さんにお茶を振舞いお土産を買ってもらったこと
団体客が帰ったらレジの売上計算したこと
など話したら
「だぶん当店だと思います」と女将さん
まだ若いのに・・・と気の毒がられました
静かな境内の庭園を通って駐車場に戻った
本当に本当に
来てよかった
久しぶりに幸せを感じた一日になった
{%キラキラwebry%} 薫風や胸に遺影の善光寺
(源次郎)