ハナウマ・ブログ

'00年代「ハワイ、ガイドブックに載らない情報」で一世を風靡した?花馬米(はなうま・べい)のブログです。

「籠池騒動」、心理学者の意見を聞いてみたい

2017年03月25日 | 沈思黙考

昨今の報道番組では、「籠池騒動」に割かれる時間が増えています。
私は渦中の理事長に関する、心理学者の意見が聞いてみたいなと思っています。
また証人喚問の様子を見て、ふと「ヒューザー」という言葉を思い出しました。


 ◆

ここまでの情報を自分なりに考えあわせてみると、もしかしたらこの理事長という人は、「(異常なまでに)思い込みの激しい人」、または「自分に都合よく物事を解釈してしまう人」なのではないかという気がしています。
そしてそれは、ストーカーなどにみられるように、「激しすぎる思い込みは、やがて本人の意識の中で真実として定着してしまう」という脳の現象とも関わりがあるのではないか、と思うのです。

当然ながらマスメディアや国会では、「事実はどうであったのか」を焦点に議論が行われます。
しかし私は、この理事長という人にとって、この世、そしてこの時代のこの国が、社会が、どのように見えているのか、といった部分に関心があります。

仮に、個人の思考や世界観(世の中の見え方、そしてその自分なりの整理)といったものを一つの円で表現するとすれば、ほかの多くの人々と円の大部分が重なり合っているのが共同体であるとも考えられます。その共同体が国家ということであれば、その国に暮らす人々に共通する概念、思考形態、行動様式、常識感覚、はたまた共同幻想といったものが、円の重なり部分ということになるでしょうか。

こう考えてみると、他の誰とも重ならない部分、あるいはめったに重なる人などいない部分というのが残っていることになります。そしてその重ならない部分が大きかったり、膨張してきている場合、その共同体においては「奇妙な人」になってしまう可能性はあると思います。


 ◆

なんだかんだ言ったところで、一般人はほぼ、マスメディアから情報を得るしかないわけで、あまり断定めいたことをいうのもどうかとは思うのですが、「事実」を明らかにするだけでなく、なぜ認識の食い違いが起きたかについての、心理的アプローチを掘り下げるようなメディアがあっても悪くないと思うのです。


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