久しぶりに記事を投稿します。
また、久しぶりにハワイ関係のお話です。
しかも、ブログのホスティング先を「OCNブログ人」から「gooブログ」に移転して初めての投稿です。
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さて、最近BSフジの人気番組「木梨目線!憲sunのHAWAII7」を見ました。このシリーズは今回で7回目ということで、一定の人気を得ているようです。
私はそのすべてを見ているわけではありませんが、これまでよくあったハワイ観光番組とは、少し趣を異にする内容です。
個人的にはココヘッド登山の回が記憶に残っています。麓から山頂までまっすぐに延びる、廃線となった線路を頑張って登り、頂上で弁当を食べるところなどは好感が持て、印象に残っています。
しかし残念ながら今回、第7回の内容は、あまり愉快なものではありませんでした。
なんというか、番組出演者と関係者の「内輪ノリ」を延々とやっている部分が多く、構成も雑になってきているように感じました。
特に、自動車をはじめとした高額商品を気前よく購入する知人を絡めたり、ご本人のファンだという男性の再婚パーティをやらせてくれといって、別の芸能人も交えてこれまた高額なサービスでもてなしたり。
非日常的な飛び抜けた面白さを演出したかったのかもしれませんが、個人的にはあまりテレビ的とは思えませんでしたし、まして地上波では放送しにくい(批判されやすい)のではないかとさえ感じました。
全体としては、金を使って手っ取り早くネタを作り、制作サイドのプライベートビデオをつなぎ合わせ、企業タイアップで2h枠をうめた、というような印象です。
タレントの名前を冠としている以上、ご本人のプライベート感を強調することは自然と言えるでしょうが、プライベート感を演出するということと、本当のプライベートを思慮なく世間に押し出すことは、決定的に違うのではないでしょうか。
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そもそもハワイの楽しみ方というものはいろいろあっていいわけですし、誰が行っても楽しめるということこそが、他の観光地にはなかなか無いハワイの魅力でもあります。お金を使って楽しむのも大いにアリだと思います。
ただ、経済格差が広がっている昨今の日本国内向けの番組として見ると、いわゆる「勝ち組」と言うよりも、品のない成金がムダに散財して遊んでいる、というふうに映ってしまうのです。
日本の小学生の、いったい何人に一人が一日3食を摂ることができないのか、労働者人口とその自殺率はどのくらいであるのか。そういった事柄が、なぜか今回の番組を見ていて湧き起ってきました。
番組のどこまでが「仕込み」で、どこからが本当のブッツケ本番・行き当たりばったりなのかは、わかりません。
しかし今回の放送は、人々の反感を買いこそすれ、ご本人や出演者の好感度を上げたと感じた方は、ほとんどいなかったのではないでしょうか。
私がかつて番組制作の現場に10年ほど身を置いていたことや、数年前にご本人(とそのロケ隊)と偶然同じホテルに泊まっていたことなどもあったりして、余計なチカラを入れて見ていたのかもしれません。
私の中のルサンチマンも手伝っての感覚なのでしょうか....。
私とノリさん(帽子やさんと鞄やさんも無口でいい)のハワイ。
そんな気持ちにさせてくれていたからです。
今回は、素人の結婚披露宴をやってあげる。とゆうクダリが20分続きました。
なぜ、幸せな素人カップルをさらに幸せにさせてあげる場面がこんなに?
そうか!憲武は、超有名人で、ハワイにコンドも所有する超お金持ちだったんだ。
勝ち組の道楽を見せられたようでした。
(そのお友達の帽子やさんも当然お金持ち)
番組制作として、素人とあまり絡まず、マニアックな、場所や諸々を、友達のハワイビデオを見るかのように、演出していただけると、
現実を離れ、錯覚させてもらえて嬉しいのですが、、