

一カ月半ぶりに逢ったUさんはパジャマの上にダウンベストを羽織り、幾分色白になったような感じがしました。何か抗がん剤治療を一週間に一回の割合で施していて、「船酔いのような気分になり食欲が無い。」と力無く話し、突然のガン宣告が大変ショックだったと簡単に想像できた。
もちろん自分も何時そうなるか分からないしUさんの背中の後ろにそんな自分が投影された。
先日ネパールの村でたまたまヒンズーの神々を撮影させてもらって、それぞれ説明も受けたが、どなたがどの神で有ったのかすっかり失念してしまい反省していますが、いずれも長い歴史を作ってきた神々で有り、霊験あらたかで有る事は間違いなく、Uさんの病気がその体内からたちどころに失せるように心から祈った。
中でも、私が唯一最も尊敬するシヴァ神に特にお願をした。